ボルボの自動ブレーキ搭載車、世界で100万台を販売

公開 : 2013.07.09 14:00  更新 : 2017.06.01 02:16

自動ブレーキを装備したボルボ乗用車の世界累計販売台数が、7月9日、100万台を突破した。

ボルボ・カー・グループの自動ブレーキ・テクノロジーには、いくつかの世界初の技術が含まれています。最新のシステムは、時速50km/hまで作動するシティ・セーフティ(低速用追突回避・軽減オートブレーキ・システム)と、ヒューマン・セーフティ(歩行者・サイクリスト検知機能付追突回避・軽減フルオートブレーキ・システム)だ。

シティ・セーフティは前方の車が突然減速または停止し、運転者が適切に反応しなかった場合、自動的にブレーキが作動するというもの。このシステムは、走行速度時速50km/h以下で作動する。

一方、ヒューマン・セーフティは、前を走行する車両のみならず、道路上の歩行者や車の前を走る自転車走行者を検知し、衝突の危険がある場合に運転者に警告を発し、運転者の反応が遅れた場合には自動的にフルブレーキが作動するというもの。対車両においては、速度差が時速35km/h以下であれば、一定の条件下で追突を回避、速度差が3535km/hを超える場合は追突時の衝撃が緩和される。追突の危険を知らせる警告に運転者が反応しない場合、自動的にブレーキが作動する。

「最近のいくつかの報告書において、自動ブレーキによって事故のリスクが20%以上軽減できると報告されています。自動ブレーキ搭載のボルボ車の販売は100万台を超え、“2020年までに新しいボルボ車において、交通事故による死亡者や重傷者をゼロにする“という我々の目標に向かって近づいています。」とボルボ・カー・グループのシニア・セーフティ・アドバイザーであるトーマス・ブロバーグはコメントした。

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