東京モーターショー2019 デビュー予定の新型車まとめ

公開 : 2019.09.27 20:50

マツダの量産電気自動車

マツダのヴァンケル型ロータリー・エンジンは、今年の東京モーターショーで待望の復活を遂げるだろう。ただし、RX-8の後継モデルを見られるわけではない。同社初の量産電気自動車で、レンジエクステンダーとしての役目を担うのだ。

われわれはまだ、この新型車は目にしたことはないが、CX-30のボディで偽装したテスト車両は既に報道陣に公開されている。だが、この新型電気自動車は、既存モデルのEV版ではなく、独立した新しいモデルとしてデビューすることがわかっている。それは最高出力105kW(143ps)のモーター1基と、容量35.5kWhのリチウムイオン電池を搭載し、ボディはSUVになる可能性が高い。

マツダEVテスト車
マツダEVテスト車

三菱の小型プラグインハイブリッドSUV

三菱自動車が東京モーターショーで発表するコンセプトカーは、主として次世代のプラグインハイブリッド・ドライブトレインを予告するものになるだろう。同社の発表によれば、それは現在のアウトランダーPHEVで使われているシステムを、小型軽量化したものだという。おそらく、アウトランダーより小型のエクリプスクロスのようなモデルに搭載するためだと思われる。

詳細は未だ謎に包まれているものの、事前公開されたティザー画像を見ると、ボディ外部に備わるスピーカーらしきものや、カーボンファイバーのパネルが確認できる。未来的なルックスのSUVになりそうだ。そんなショー向けと思われるデザインはともかく、少なくともそのパワートレインは数年以内にショールームで見ることができるだろう。

三菱の小型プラグインハイブリッドSUV
三菱の小型プラグインハイブリッドSUV

新型スバルレヴォーグ

東京モーターショーで発表が予告されているスバルの新型レヴォーグは、現行モデルより流麗なスタイルと、多くの運転支援技術が採用されるだろう。同社が公開したティザー・ビデオでは「自動運転技術がさらに拡大しつつある時代」と述べている。そこから、同社の運転支援技術であるアイサイトのさらなる進化が予想される。

その一方でもう1つの注目を集めそうなモデルが、EJ20型水平対向エンジンの30年にわたる歴史の最後を飾るWRX STI EJ20 Final Editionだ。この特別仕様車は555台限定の抽選販売が予定されている。

新型スバル・レヴォーグ
新型スバル・レヴォーグ

次期型トヨタ86

クーペの市場は活況を呈しているわけでもなく、自動車産業において稼ぎ頭となる分野でもない。しかし、トヨタは第2世代となる86のビジネスケースについて検討を行っているようだ。未確認の情報ではあるが、今年の東京モーターショーにその市販モデルに近いコンセプトカーが出展されるという噂もある。サプライズとしてスバルの次期型BRZとともに脚光を浴びることがあるかもしれない。

次世代モデルでは、トヨタ86とスバルBRZは現行モデル以上に異なるルックスが与えられる見込みだ。しかし、その内側はこれまでと同様、ほぼ共通になるだろう。エンジンは、スバルが米国で製造販売しているアセントの2.4L水平対向4気筒からターボを取り除いた自然吸気版になると予想されている。

トヨタ86
トヨタ86

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