BMW、X5 M/X6 M発表 4.4L V8は600psに コンペティションは625ps 11月LAで公開

公開 : 2019.10.02 11:36

BMW Mは、3代目となるパフォーマンスSUV「X5 M」「X6 M」を発表。まずは「コンペティション」と呼ばれるモデルを投入。4.4L V8ツインターボは600psに到達しました。

「X5 M」/「X6 M」 3代目が発表

BMW Mは、3代目となるパフォーマンスSUV「X5 M」「X6 M」を発表。

まずは最上級モデルの「コンペティション」と呼ばれるモデルを投入する。

BMW X5 M/X6 M
BMW X5 M/X6 M

11月のロサンゼルス・モーターショーで実車公開が予定される。市場投入は2020年4月となりそうだ。

4.4L V8は600ps コンペティションは625ps

X5 MとX6 Mのライバルはそれぞれ、ポルシェカイエン・ターボ/カイエン・ターボ・クーペと言っていい。

4.4L V型8気筒ツインターボは、600psを発揮。モデルチェンジ前と比べて25psの増強となる。

BMW X6 M
BMW X6 M

X5 Mコンペティション/X6 Mコンペティションは625psに到達。最大トルクは全モデル共通で76.5kg-m。

トランスミッションは8速オートマティック。駆動方式は4WD。「アクティブMディファレンシャル」と呼ばれるトルクベクタリング・システムも標準装備する。

BMWはエンジンマウントを「きわめて強靭」と表現する。これによってレスポンスと洗練性を高めるねらいのようだ。

0-100km/hタイムはボディ形状共通で3.9秒。200km/hまでは、X5 Mが13.7秒、X6 Mが13.5秒で到達する。

X5 Mコンペティション/X6 Mコンペティションの0-100km/hタイムは3.8秒。200km/hまでは、前者が13.4秒、後者が13.2秒。

最高速度は249km/h(リミッター作動)。「Mドライバー・パッケージ」をオプション選択すれば290km/hまで引き上げられる。

燃料消費率は、モデルによって4.6-4.4km/L。CO2排出量は284-296g/km。

X5 Mコンペティション/X6 Mコンペティションには、X5 M/X6 Mでオプションのあつかいである「Mスポーツ・エグゾースト」が標準。X5 M/X6 Mの排気システムも「特別」と表現するいっぽうで、「Mスポーツ・エグゾースト」は、さらに耳を刺激するという。

シャシーもチューン トルク、リア偏重に

X5 M/X6 Mともに、シャシーもアップグレードされている。先述の「アクティブMディファレンシャル」にくわえ、「xドライブ」と呼ばれる4WDシステムは、リア偏重のパワーデリバリーに。「4WDスポーツ」と呼ばれるドライブモードを選べば、さらにリア偏重になるという。

電子制御のダンパーを組み合わせる可変サスペンションは標準装備。可変ロール・ロール・スタビライゼーションも備わる。

BMW X5 Mの技術ハイライト。
BMW X5 Mの技術ハイライト。

また、車速に応じてステアリングのアシスト量が変化する「サーボトロニック」もMモデル専用設定になる。

ブレーキシステムのセッティングも、ペダルフィールが変わる2セッティングになる。

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