マクラーレンMP4-12C GTスプリント発表
公開 : 2013.07.11 18:00 更新 : 2021.03.05 18:51
サーキット走行に焦点を絞ったマクラーレンMP4-12C GTスプリントは、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでデビューする予定だが、それに先駆けて公開された。
2013年末に20台限定で販売される予定で、パワーは616bhp、価格は£200,000(3,000万円以下)となるとコメントしている。ちなみに、スタンダードなMP4-12Cは592bhpだ。
MP4-12C GTスプリントは、マクラーレンのレース部門で製造され、専用のチューニングが施されているが、その基本はMP4-12Cと同じ構造をとる。
3.8ℓのツインターボ・エンジンは、先述のように616bhp。これに専用のチューニングをした7速デュアル・クラッチが組み合わせられる。また、12C GT3にも使用されたフロント・センター・ラジエーターを持つオイルおよび冷却水のクーリング・システムが追加されている。
サスペンションはノーマルよりも40mm低くされ、ピレリのスリック・タイヤが組み合わせられる。マクラーレンは、これにより非常に安定したセットアップがもたらされたという。
MP4-12C GTスプリントも、3つのハンドリング・モードが与えられている。それは、ダンピング、ロール、そしてESPセッティングを変化させる。
外観ではよりアグレッシブなフロント・バンパー、ラジエーター用のエア・アウトレットを持つGT3譲りのボンネット、フロント・ウイングなどが与えられる。オプションでは、より軽量なボディ・ワークと、カーボンファイバー製リア・ウイングも用意される。
インテリアは、軽量化されたシートと、FIAレギュレーションにあったロールケージと消火器を装備する。
更に、12Cの軽量バージョンは、エアコンが簡素化され、ダッシュボードはデジタル・ディスプレイを持つカーボンファイバー製となる。