交換したくてもできない なぜメーカー純正の一体化ナビ/オーディオが増えた?
公開 : 2019.10.22 06:00 更新 : 2021.10.13 13:59
ドライバーの安心、安全のために
マツダは2013年にデビューした3代目アクセラにカーコネクティビティシステム「MAZDA CONNECT(マツダ・コネクト)」に初採用。
現在では一部のOEM車と商用車を除いたすべての車種に採用しているいわば先駆けと言えるメーカーである。
そんなマツダにマツダ・コネクトを採用した経緯を聞いてみた。
「TwitterやFacebookといったSNSに運転中でも繋がっていたい、というユーザーの想いを実現化するために採用したのがマツダ・コネクトです」
「ただ、運転中にその操作に気を取られてしまっては元も子もありません」
「そこで、少ない視線移動を実現したモニターの配置や、あえて操作部を別体化したコマンダーコントロールを用意しました。わき見のリスクを最小化したいという狙いです」
「また、モニターの設置場所やコマンダーコントロールの位置なども含め、車両設計時点で最適化するために純正装着としています」
「すべてはドライバーの安全、安心のためでもあります」(マツダ広報部)
いまや車両と切っても切り離せないアイテムとなりつつある部分なだけに、インテグレーテッド化して車両の一部として開発するというのはとても説得力のある理由だと考える。
もはやカーコネクティビリティシステムは、ナビやオーディオだけではない。車両の情報や将来的には車両のアップデートも担うようになってきた。
それだけに、今後はこういったタイプがより増えていくのではないだろうか。