トヨタ 新型ミライ・コンセプト 2020年末発売へ FCVの第2ステージへ
公開 : 2019.10.11 05:00 更新 : 2021.01.28 18:23
パワーユニットのFCシステムも一新
FCバス「SORA」などにも流用されるミライのFCシステムだが、こちらも全てを一新することで、FCVとしての性能を大幅向上させるとともに、水素搭載量の拡大などにより、航続距離を従来比の約130%とすることを目標に開発を進めているという。
詳しいスペックは、今後の発表ということだが、モーター性能なども進化しており、これまでにないエコ・スポーツモデルとしても注目されそうだ。
次世代も世界に羽ばたく
第2世代のミライの姿を示す「ミライ・コンセプト」は、2020年後半の発売を予定。現行型同様に、北米や欧州にも同タイミングでの投入を目指している。
FCVだから、購入してもらうのではなく、環境性能が高いスポーツスペシャルティとして、世界中のクルマ好きへと強くアピールされる新世代ミライ。スポーティかつスペシャリティなキャラクターを強調し、敢えて燃料電池の存在を薄めていることこそ最大の特徴だが、クルマとしてFCVが魅力的な選択であると世に知らしめることで、トヨタが本気でFCVの普及拡大を目指していくという強い意志の表れでもあるのだ。
FCVのワクワクを巧み表現した「ミライ・コンセプト」は、東京モーターショーの会場でも、多くの来場者から熱い視線が注がれるに違いない。