アルファ・ロメオにF1参戦記念限定車 F1トリブート ジュリア/ステルヴィオ・クアドリフォリオに

公開 : 2019.10.12 12:06  更新 : 2021.10.11 09:25

日本GPの開催を控えた10月11日。アルファ・ロメオのF1グランプリ参戦を記念してジュリアとステルヴィオに限定モデル「F1トリブート」発表。を11月から発売します。

アルファ・ロメオのF1での軌跡を祝す

text&photo:Kazuhide Ueno(上野和秀)

創業以来レースと共成長を遂げてきたアルファ・ロメオは、2018年からザウバーをタッグを組みF1グランプリに復帰した。

本年からはチーム名を「アルファ・ロメオ・レーシング」に改め本格的に挑んでいるのはご存じの通り。

「F1トリブート」仕様はジュリア・クワドリフォリオとステルヴィオ・クワドリフォリオに設定。
「F1トリブート」仕様はジュリア・クワドリフォリオとステルヴィオ・クワドリフォリオに設定。

1923年以来レースと共に成長し、現在もF1GPに参戦していることを祝して記念限定車「F1トリブート」が登場した。

「F1トリブート」仕様はジュリア・クワドリフォリオとステルヴィオ・クワドリフォリオに設定され、パールホワイトのボディカラーにアルファ・ロメオのエンブレムをデザインした大胆なマーキングが施されるのが特徴だ。

発表会会場には元F1ドライバーの井出有治氏からF1マシンの特徴やアルファ・ロメオ・レーシングのパフォーマンスが語られた。

ザウバーと共同開発したエアロ装備

エクステリアではザウバー・エンジニアリングと共同開発されたフロント・エアロ・スプリッター、大型サイドスカート、大型のリア・スポイラーが目を射る。

このほかカーボン製のフロント・グリル、ディフューザー、ドアミラーは専用品が備わる。

ジュリア・クワドリフォリオF1とリブートにそなわる大型のリア・スポイラー。
ジュリア・クワドリフォリオF1とリブートにそなわる大型のリア・スポイラー。

10psパワーアップ 排気システムも変更

F1を名乗るだけに走りに関わる部分にも手が入った。

エンジンは専用のチューニングと官能的なサウンドを奏でるアクラボビッチ製エグゾースト・システムの採用により10psアップの520psを発揮する。

アクラボビッチ製エグゾースト・システム。
アクラボビッチ製エグゾースト・システム。

パワーアップに対応してブレーキは軽量かつ高負荷に耐えるカーボン・セラミック・ローターが組み込まれる。

カーボン製シートで軽量化 全体で27kg以上

インテリアに目を移すとカーボン・インサート付きのレザー+アルカンターラのステアリング・ホイールと、軽量なスパルコ製のカーボン・バケットシート、そしてアルファを象徴するロッドのシートベルトがF1ワールドを想起。

なおカーボン・バケットシートとブレーキシステム、エグゾースト・システムにより、車両全体で27kg以上の軽量化を実現したという。

カーボン・バケットシート。
カーボン・バケットシート。

F1トリブート、11月から発売予定

ジュリア・クワドリフォリオF1トリブートは日本には6台が導入される。価格は1459万円(税込)。

ステルヴィオ・クワドリフォリオF1トリブートは4台が導入され価格は1495万円(税込)。

2種、11月から販売予定。
2種、11月から販売予定。

11月から販売予定。

記事に関わった人々

  • 上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。

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