第26回 東京ベイサイド・クラシック・カップ 頑張れ、袖ケ浦フォレストレースウェイ

公開 : 2019.10.12 16:50  更新 : 2019.10.21 09:56

第7シーズン目に突入した、クラシックカーの走行イベント「TBCC」。9月の台風15号接近直前でしたが、レースは無事開催。しかし袖ケ浦フォレストレースウェイはその後の台風で大きなダメージを受け、復旧作業が続いています。

敷居の低いクラシックカー・レースイベント

text&photo:Kouzou Ebizuka(海老塚 構造)

去る9月8日、台風15号の接近も予測される中、千葉県の袖ケ浦フォレストレースウェイで第26回 東京ベイサイド・クラシック・カップ(通称:TBCC)が開催された。

同イベントはドライバーのタイム別に分けられたレース走行クラスや、サーキット初心者のためのスポーツ走行枠を設けるなど、安全で敷居の低いクラシックカー・レースイベントとして、首都圏はもちろん全国の旧車好きから支持されている。

去る9月8日、台風15号の接近も予測される中、千葉県の袖ケ浦フォレストレースウェイで第26回 東京ベイサイド・クラシック・カップ(通称:TBCC)が開催された。
去る9月8日、台風15号の接近も予測される中、千葉県の袖ケ浦フォレストレースウェイで第26回 東京ベイサイド・クラシック・カップ(通称:TBCC)が開催された。

強い日差しとにわか雨、全クラスが走行

筆者は最初、「荒天中止」と予測していた。しかしながら当日朝は微妙な曇り具合であるものの、徐々に日差しも強く暑くなってきた。

毎年、この時季のTBCCはマシンを労って参加を見送る方が多いため、小ぢんまりとしているのだが、それでも各カテゴリー合計で約80台が参加。初参加も8名いたとのことで、イベント自体の勢いと訴求力を感じた。

様々なクラシックカーがサーキットを走るTBCC。自動車黎明期の戦前車両も参加、占有のスポーツ走行クラスも設定される。
様々なクラシックカーがサーキットを走るTBCC。自動車黎明期の戦前車両も参加、占有のスポーツ走行クラスも設定される。

実際に各カテゴリーでの走行が開始されると、突然に雨が降り出したかと思えば、サッと止んで真夏のきつい日差しが現れ・・・太陽が燦々と照るなか「狐の嫁入り」状態となったりで、コースは濡れたり乾いたりを繰り返していた。

そんな中、全ての走行カテゴリーは、そのスケジュールを消化することができた。しかしながらめまぐるしく変わる路面コンディションの影響か、コースアウトするマシンが時おり見られた。

イベント直後の台風 コースは大きな被害

さて、台風が迫り来るなか開催された、今回のTBCC。時おり雨に見舞われながらもなんとか全ての走行枠が終了、表彰式と懇親会までこぎ着けたが、その後天候は悪化、上陸した台風15号により周辺の道路やサーキット施設に被害を受けたという。

特にコース外周を囲む防音壁が土台から破損した箇所があるということで、その後も復旧作業のため休業状態が続いている。被害を受けられた全ての方にお見舞い申し上げると共に、一日も早い復旧をお祈り申し上げます。

この時季のイベントは、旧いクルマを気遣って参加しないオーナーも多いが、約80台が集まった。
この時季のイベントは、旧いクルマを気遣って参加しないオーナーも多いが、約80台が集まった。

なお、次回の第27回TBCCは12月8日の開催が告知されている。復旧・復活した袖ケ浦で、旧車たちの走りを覧られることを楽しみにしたい。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事