F1ドライバー アレクサンダー・アルボン、F1日本GPを前に語る 心境と意気込み
公開 : 2019.10.12 18:50
10月9日、東京都港区アストン マーティン青山ハウスにアストン マーティン・レッドブルレーシングのF1ドライバー、アレックス・アルボンがおとずれました。心境を語ります。
アレックス・アルボン 旬な心境
F1日本グランプリを目前に控えた10月9日、東京都港区アストン マーティン青山ハウスでパーティが開催された。
アストン マーティン・レッドブルレーシングのF1ドライバー、アレックス・アルボンはF1日本グランプリへの抱負を語った。
F1ドライバーになった実感
「昨シーズンまではフォーミュラ2に参戦していましたが、今シーズンからトロロッソのドライバーとしてF1マシンに乗ることができました」
「オーストラリアGPで初めてF1に参戦。じつはマシンに問題があって、ピットアウトしてからコーナーを3つ曲がったところでクラッシュしてしまいました」
「身体は問題なかったのですが、ピットに戻ったら100人以上のカメラマンのフラッシュを浴びて、そのとき初めて『ああ、ぼくはF1ドライバーになったんだ!』と実感してしました(笑)」
F1マシンならではの点
「7歳からカートでレースを始めて、ここまでステップアップしてきたので、F1マシンに初めて乗ったときもあまり驚きはありませんでしたが、安定感はすごいなと思いました」
「夏休み明けに、トロロッソからレッドブルにチームを移ることになりました。やはりチームもマシンも違いますね。トロロッソはイタリア、レッドブルはイギリスのチームなので、やはり文化というかコミュニケーションや表現の仕方が違います」
「マシンの違いも、ひとことで説明するのは難しいのですが、走り方そのものが違います。いまは、その違いに慣れるのに少し時間がかかっているという状態です」
気になるのは、鈴鹿GPへの意気込みだ。
鈴鹿 いかにコーナーをスムーズに走るか
鈴鹿と自分、マシンの相性
前戦のソチ(ロシアGP)では、エンジンを交換してグリッド降格になりましたが、15台を抜いて5位に入賞することができました。
鈴鹿ではソチの経験を活かして、エキサイトせずに走りたいです。
鈴鹿はコーナーが多く、少しでもラインを外すとタイムをロスします。シミュレーターで練習してきましたが、いかにコーナーをスムーズに走り抜けるか、注意深く走ろうと思います。
レッドブルのマシンは、コーナーが多い鈴鹿には向いていると思います。ただし、自分のドライビングスタイルに鈴鹿のコースが合っているかは、まだ探求中とだけ言っておきましょう。
何よりも、鈴鹿のコーナーを楽しみたいと思っています。もちろん表彰台は狙いたいけれど、フェラーリやメルセデスなどライバルは多いですから……。
まあ、見ていてください! でも、いちばん心配なのは台風で天気がどうなるかですね……(笑)。
尊敬するドライバーについて
尊敬するドライバーは、M.シューマッハとV.ロッシです。シューマッハは努力家で、F1ドライバーとしてストレートな人でした。ロッシは情熱家で、つねにレースを楽しむ人でした。
まだまだ二人のレベルには追いついていないと思います。それでも、シューマッハのハードワーキングだった点は、まだ超えてはいないと思いますが見倣っているつもりです。
また、ロッシのようにレースを楽しんでリラックスできるようになりたいと思っています。