マツダ3が9月になって好調 この4か月間で何があった? モデル展開が主要因か
公開 : 2019.10.20 06:00 更新 : 2021.10.13 13:59
9月に入って販売が好調に転じた理由は?
さて、本題の9月の登録台数が大幅に伸びた理由であるが、これはひとえにラインナップが充実してきたという理由がひとつにあるのではないだろうか。
実はマツダ3自体は5月に発売がスタートしていたが、当時デリバリーされていたのはファストバックの1.5Lガソリンモデルと1.8Lのディーゼルエンジンモデルだけだったのだ。
そしてようやく7月に入ってから2Lガソリンモデルがデリバリーを開始し始め、その結果ようやく登録台数が軌道に乗ったと思われる。
マツダ販売店によるとマツダ3は新規車種(アクセラの後継車とはいえ)であり、バリエーションも豊富なため、実際に乗り比べてから決めようと考えるユーザーも少なくないとのこと(SKYACTIV-Xは指名買いが多いようだが)。
そのため、試乗をして納得したユーザーが購入をし始めたというのが理由と考えられる。
また、残念ながらSKYACTIV-Xの販売が10月から年末に延期になったことや、レギュラーガソリンからハイオクガソリン仕様に変更になったことで購入を再検討したユーザーも少なからずいたそうだ。
どちらにしても、いわゆる新型車効果で登場後の数か月だけ販売が好調な車種よりは、じっくり選んだ結果チョイスされたマツダ3の方がクルマとしての底力を持った車種であると言えるかもしれない。
年末にSKYACTIV-Xが登場したときにまた販売台数がどう動くのか、期待しながら注視したいところである。