ロードテスト アリエル・アトム4 ★★★★★★★★★★

公開 : 2019.10.19 11:50  更新 : 2019.10.29 21:01

使い勝手 ★★★★★★★★☆☆

インフォテインメント

このアトムでインフォテインメントシステムと呼べそうなものをあげるなら、デジタルメーターに組み込まれたGPS式ラップタイムレコーダーだろうか。コクピットの直前に設置されたレシーバーは、少なくとも英国内のサーキットは自動的に検出し、人工衛星との通信で計測したラップタイムを記録するとともに、計器盤内に表示もする。

さらに驚かされたのは、395ポンド(約5.3万円)のオプションであるリアビューカメラだ。リアフォグランプ直下のカメラが捉えた映像を、トランスミッションをリバースに入れた途端、メーター内へ自動的に投影する。ヘルメットを被っていると後方視界が著しく限られるので、実にありがたい装備だ。

LUC LACEY
LUC LACEY    汎用品ながら、このクルマには必要十分なナビ。

アリエルは、アフターマーケット品であるトムトムのポータブルナビゲーションも用意。充電ソケットに有線接続するドックにマウントするもので、480ポンド(約6.5万円)のオプションだが、機能的には十分すぎるほどだった。

燈火類

ヘッドライトはハイ/ローともコンパクトなLEDが標準装備。ライトユニットは、サーキット走行時には取り外すことができる。性能を試す機会はなかった。

ステアリングとペダル

ペダルボックスは、先代からキャリーオーバーした数少ないアイテムの1つだが、なんら破綻はなく、ポジションはドンピシャだ。A/Bペダル間は比較的近く、ヒール&トウがしやすい。ブレーキのペダルフィールがしっかりしていれば、なおよかっただろう。

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