アストン マーティンDBX カモフラ一切なしの姿を撮影
公開 : 2019.10.19 16:50
DB11より強力なV8エンジンを搭載
DBXのインテリアは、9月にニュルブルクリンクで撮影されたスパイショットでも、コクピット周りを見ることができた。その時のテスト車両のインテリアは、まだ完全に仕上がっている状態ではなかったものの、メルセデスから供給されたエレクトロニクスやスイッチ類が、アストン独自の素材やトリムと組み合わされていることが見て取れた。
DBXの正式発表は12月に予定されている。今年8月には米国のペブルビーチで既に注文受付が始まった。生産はアストンマーティンが元英国防省の空軍基地跡に建設したセント・アサン工場で行われる。量産が本格化するのは2020年の第2四半期になる予定だ。おそらく納車が始まるのは2020年下半期になるだろう。
DBXの発売時に用意されるエンジンは、メルセデスAMG製をベースとする4.0L V8ツインターボのみ。その最高出力は550ps、最大トルクは71.4kg-mと、基本的に同じエンジンを搭載するDB11の510psと68.8kg-mより、引き上げられることが既に発表されている。
後れてハイブリッド・バージョンも追加される見込みだ。さらにモデルライフ後半には、最上級仕様としてV12ツインターボ・エンジンが与えられる可能性もある。
市場ではベントレー・ベンテイガ、ロールスロイス・カリナン、ランボルギーニ・ウルスに加え、フェラーリから登場するSUVもライバルとなるだろう。
アストン マーティンのアンディ・パーマーCEOは、どのモデルも超高級SUV市場ではそれぞれがまったく異なる役割を担っていると述べながらも、「美しさを重視する人はアストンに移ることになるでしょう」と語っている。
アストン マーティンの2018年における全モデルの合計販売台数は6441台だった。だが、DBXはそれだけで、年間5000台程度の販売が期待されている。発売されたらすぐにアストン史上最大のベストセラーとなることは間違いないだろう。