東京モーターショー 痛い目に遭わないために 会場間の移動、かなりの時間を覚悟 攻略法は
公開 : 2019.10.26 06:00
すでに東京モーターショー2019について、さまざまな感想があがっています。なかでも気になるのが、各会場のあいだの移動距離。とくに「青海」と「有明」間の移動は、たいへんです。出展概要と攻略法をお伝えします。
会場間の移動、かなりの時間を覚悟
東京モーターショーは第28回(1989年)より、それまでの晴海から幕張メッセに場所を移しての開催となり、再び2011年より東京ビッグサイトに戻って開催されるようになった。
2011年に東京(ビッグサイト)に戻り、以降、東京ビッグサイトで開催されている。
そして、今年は東京オリンピックのメディアセンターになるため、これまでメイン会場の1つだった「東ホール」が全面的に使えなくなった。
そこで、今年の東京モーターショーでは有明エリアと青海エリアの主に2エリアに会場を分けての開催となったのである。
2日間のプレスデーを取材して筆者自らが体験したことや、プレス仲間からの声、プレスルームで聞こえて来た話などを総合して、初めて東京モーターショーを訪れる方々にも効率よく、会場を回るヒントをまとめてみた。
「会場の移動だけでかなりの時間を費やした。予想外に時間がかかり、行きたいブリーフィング(メーカーなどが行う、東京モーターショー出展ブースの説明会)に行けなかった」
「会場に着く前は有明~青海間の移動はクルマで移動すればいいか、などと考えていたが、とんでもなかった。有明エリアの駐車場までが非常に遠く、駐車場までの距離と西展示棟→青海展示棟までがほぼ同じ距離(1.3-1.5km)だった」
「青海~有明間は無料シャトルバスが走っているが、乗るまでに1回目は15分、2回目は20分並んだ。来場者の少ないプレスデー(来場者約7000人)がこんなレベルで一般公開日は大丈夫なのか?」
「タクシーがなかなか来ない。モーターショーが終わって閉館した直後なのに、なぜタクシー乗り場にタクシーが1台もないのか。結局30分待った」
などなど。
初めての分散会場での実施とあって、これまで何度もモーターショーを取材している報道関係者でさえ戸惑いと混乱が多々みられた。
ポイント、「青海」と「有明」間の移
効率よく回るためのポイントは、青海(青海展示棟AB)と有明(西1~4、南1~4)間の移動をいかに制するか? ということになる。
各エリアの位置関係、シャトルバスの乗降場所、ゆりかもめとりんかい線の各駅との位置関係をしっかり把握しておいてほしい。
ざっくりとした出展内容を紹介しておこう。各エリアにある主な車両や部品の展示ブースは以下となる。
有明エリア
西棟の1階 自動車メーカー
西1 ホンダ(※二輪・四輪同ブースに展示)/スズキ(同)/カワサキ
西2 日産/三菱/ルノー/ヤマハ
西棟の2階 部品・団体関係
西3-4 小糸製作所/アイシングループ/カーメイト/クラリオン/JAF/国土交通省道路局他
南棟の1階 自動車メーカー
南1 マツダ/レクサス/アルピナ
南2 メルセデス・ベンツ/スマート
南棟の2階 日本スーパーカー協会/部品
南3 日本スーパーカー協会/東京オートサロン他
南4 ブリヂストン/住友ゴム/レイズ/日本グッドイヤー/コンチネンタル/ボッシュ他
青海エリア
青海展示棟
Aホール いすゞ/日野/FUSO/UDトラック/トミカコーナー/アウトオブキッザニア
Bホール トヨタ/ダイハツ/スバル/日産車体/トヨタ車体他
FUTURE EXPO(メガウェブ)
メガウェブで開催される。