テクノロジー業界の偉人たち 愛車まとめ 垣間見えるのはそれぞれの個性
公開 : 2019.11.04 05:50
ジョニー・アイブ(元Apple最高デザイン責任者):ベントレー・ミュルザンヌ
サーの称号を持つ英国人、ジョナサン“ジョニー”アイブは、Appleの数々の大ヒット商品でチーフデザイナーを務めているが、もともとは自動車のデザイナーを志していた。
このAppleの元デザイントップは英国車の熱狂的な愛好者でもあり、ベントレーとジャガーの名車を数多く所有している。
そのなかにはアストン マーティンDB9(所有してわずか1カ月でクラッシュさせている)とアストン マーティン・ヴァンキッシュ、ベントレー・ブルックランズとミュルザンヌ、そしてオースチン・ヒーレー・フロッグアイ・スプライト(通称:カニ目)といったモデルが含まれている。
ファミリーカーとしてランドローバー・ディスカバリーに乗っており、自らのルールを破る形でオレンジの初代フィアット500も所有している。
エヴァン・シュピーゲル(Snap共同創業者):フェラーリF12
このSnapchat創業者の資産は31億ポンド(4335億円)にも上るとされており、2015年には2度目の資金調達成功を祝ってフェラーリF12ベルリネッタを手に入れている。
かつて「クルマは純粋な喜びを与えてくれる」と語っており、小さいころからクルマに興味のあったシュピーゲルは、10代の彼のために両親にBMW 550iをリース契約させている。
ティム・クック(Apple CEO):BMW 5シリーズ(F10)
ティム・クックは2011年に急逝したスティーブ・ジョブズの後を受けてAppleのCEOへと就任している。
彼の謙虚な人柄を象徴するように、2018年の所得が1260万ポンド(17億6200万円)にも上るというのに、クックが所有するのは先代モデルとなるF10シリーズのBMW 528iだ。
ショーン・パーカー(ナップスター共同創業者):アウディS5
起業家として有名なショーン・パーカーはファイル共有サイト、ナップスターの共同創業者であり、24歳の時にはFacebookの初代社長に就任している。
ニューヨークとサンフランシスコに拠点を持っており、それぞれでアウディS5とテスラ・モデルSを所有している。
スティーブ・ジョブズ(Apple創業者):メルセデスSL55 AMG
2011年に亡くなったApple元CEO、スティーブ・ジョブズは半年ごとに新車のリース契約を更新していたが、カリフォルニア州の法律では長期保有でなければリース契約の車両にライセンスプレートを表示する必要がなかった。
なぜジョブスがライセンスプレートのことを嫌っていたのかは謎だが、この抜け道とも言える方法は2019年をもって廃止されている。
ポルシェファンであると同時にコレクターでもあったが、晩年にはメルセデス・ベンツのデザインとエンジニアリングを高く評価していた。
彼が所有していたなかにはSL55 AMGも含まれており、写真は2010年にカリフォルニアのApple本社近くで撮影されたものだ。