ダイハツ、久々の登録車SUV発表 小型SUV「ロッキー」 DNGA採用 詳細解説
公開 : 2019.11.05 11:00
ダイハツ・ロッキーのパワートレイン
パワーユニットは、ダイハツのハイト系コンパクトワゴン「トール」などに搭載されているものと基本的に同じ、1L(996cc)の直列3気筒DOHCにインタークーラー付きターボを装着した1KR-VET型。
最高出力は98ps/6000rpm、最大トルクは14.3kgm/2400-4000rpmを発生する。
組み合わされるトランスミッションは、タントに初めて搭載された新開発のD-CVT。スプリットギアを用いた技術を採用したCVTで、変速比をワイドレシオ化することで、燃費性能や静粛性にも貢献している。
アクセルのスロットル特性を最適化し、レスポンスやコントロール性を向上。低開度域はコントロールを重視し、中速度域はレスポンスを重視した設定となっている。
駆動方式は2WD(FF)と4WDを設定。2WD車はWLTCモードで18.6km/L、JC08モードで23.4km/Lと、1.5L以下の小型SUV(ガソリン車)では最も低燃費を誇る。
ダイハツ・ロッキーのシャシー
ロッキーは、軽ハイトワゴンのタントに続く、ダイハツの新世代のクルマづくり「DNGA(Daihatsu New Global Architecture)」の第2弾商品となるモデルだ。
タントの軽自動車用DNGA新プラットフォームに対し、骨格の通し方や足回り部品の取り付けの考え方などは共通としながら、コンパクトカーのサイズに拡大している。
つまり、プラットフォームの基本は一緒だが、タントのものに対して相似形となっているというわけだ。
骨格構造のスムーズ化や合理化を実施し、部材の構造断点をなくし、ハイテン材を活用して軽量高剛性ボディを開発。高い乗り心地の良さを実現しているという。
サスペンションは、フロントはマクファーソン・ストラット式、リアは2WD/4WDともトーションビームを採用している。
リアサスは、デフをボディ側に取り付けることで2WD同様のトーションビームを採用可能にした。
これにより、乗り心地や操縦安定性の向上に貢献するとともに、低床化による室内空間の拡大も実現している。
ダイハツ・ロッキーの装備
ダイハツの予防安全機能「スマートアシスト」全10機能と、運転をサポートする「スマートアシストプラス」全7機能の合計17機能を搭載。
ロッキーでは、後方確認をサポートする、ブラインドスポットモニターとリアクロストラフィックアラートの2つの新機能を採用している。(グレードにより一部の機能はメーカーオプションとなる)
快適装備では、ダイハツコネクトサービスやダイハツWi-Fiといったサービスにも対応しており、9インチのスマホ連携ディスプレイオーディオはメーカーオプション設定され、スマートデバイス・リンクやアップル・カープレイ対応のスマホアプリをディスプレイ上で表示・操作が可能になる。
ボディカラーは全8色で、3色の2トーンも設定。また、ロッキーの世界観を広げる、3つのアクセサリースタイルも用意される。