世にも奇妙なクルマのオプション17選 レコードプレーヤーからバイオウェポン対策まで 後編
公開 : 2019.11.10 00:00 更新 : 2021.03.05 21:43
ミニ・コンバーチブル(2代目):オープンメーター
すでにご紹介のとおり、ミニは可能な限りオープンエアを楽しんで欲しいと思っているのであり、そんな時こそ、このオプションのオープンメーターが活躍する。
回転計の横に配置されオープンにしていた合計時間を表示することの出来るこのメーターは、2009年デビューの2代目ミニ・コンバーチブルで採用されたものだ。
ミニオーナーの間では、インターネットのフォーラムを舞台にこのオープンメーターが表示する時間の長さをめぐる静かな戦いが繰り広げられているが、おそらく楽しいものに違いない。
登場当時のオプション価格は115ポンドというものだった。
ポルシェ911:レザー張りエアベントスロット
ドイツメーカーはさまざまにカスタマイズ可能なオプションによって、ドライバーを喜ばせることで知られている。
もし、ポルシェの新車を手に入れて、樹脂製パーツの多さにうんざりするのなら、約800ポンド(11万2000円)でレザー張りのエアベントを選択することも可能だ。
ボルボS80 & V70:心拍センサー
このオプションが素晴らしい発明なのか、それとも単に奇妙なだけなのかよくわからないが、ともかくご紹介しよう。
2006年から2015年にかけてのボルボでは、車内で心拍の存在を検知した時に赤く点滅する特別なキーがオプション設定されていた。
このオプションは、出来れば出会いたくはないが、ドライバーがドアロックを解除した後、クルマに乗り込む前に、不審者が先にキャビンに忍び込んだ場合に備えたものだった。
750ポンドのセキュリティーパックに含まれており、キーレスのオプションも設定されていた。
他の自動車メーカーではこうした事態に備えて、集中ドアロックで開錠されるのは運転席側ドアだけにしているが、こちらのほうがよりシンプルな方法と言えるだろう。
だからこそ、ボルボもこのオプションを廃止したのかも知れない。
ホンダCR-V:電動シャワー
1997年に初代CR-Vが登場した時、ホンダはこのコンパクトSUVのライフスタイル面における魅力をアピールしていた。
その結果、冷蔵庫はさておき、選択可能なオプションのひとつがこのトランク内に設置された12V電源で稼働するシャワーだった。
主に泥だらけのブーツが洗浄できるように考え出されたものだったが、巨大な温水タンクが必要になるにもかかわらず、このオプションを使ってキャンプで暖かいシャワーを浴びようとした家族はひとつではないだろう。