名前が同じなのにコンセプトカーの面影ゼロ 実際に販売されたクルマ、大違い 3選

公開 : 2019.11.12 11:20  更新 : 2021.10.13 13:59

日産キックス 1995年東京モーターショー/1998年パリモーターショー

ジュークの後継車種としてまもなく日本にも導入か? と言われている小型クロスオーバーSUVであるキックス。

このモデルの前は三菱パジェロミニのOEMモデルとして日本で販売されていたことを覚えている人も多い事だろう。

1995年の東京モーターショーに登場した日産キックス。
1995年の東京モーターショーに登場した日産キックス。

キックスという名前を振り返ると、1995年の東京モーターショーに登場したモデルが始まりとなる。

このキックスは当時のクロスオーバーSUVのラシーンのリアをピックアップ化したようなスタイルのダブルキャブピックアップとなっていた。

そしてそこから3年後のパリモーターショーで再び名前が使われたキックスは、SUVスタイルから一転し、3Lの燃料で100kmの走行を可能とするディーゼルエンジンを搭載したエコなコンパクトハッチバックへと一気にキャラクターを変えていたのだった。

なお、どれも発音はキックスながら、95年のモデルは「XIX」、98年のモデルは「KYXX」、パジェロミニベースのモデルは「KIX」、現在販売中のモデルは「KICKS」と全て綴りが異なる点が面白い。

ちなみに「XIX」はローマ数字で「19」という意味も持っており、ジュークの後継モデルとしてキックスが登場するというのはおよそ15年の歳月をかけて伏線を回収したようにも思えるが、果たして偶然なのか、それとも……?

記事に関わった人々

  • 小鮒康一

    Koichi Kobuna

    1979年生まれ。幼少のころに再放送されていた「西部警察」によってクルマに目覚めるも、学生時代はクルマと無縁の生活を送る。免許取得後にその想いが再燃し、気づけば旧車からEV、軽自動車まで幅広い車種を所有することに。どちらかというとヘンテコなクルマを愛し、最近では格安車を拾ってきてはそれなりに仕上げることに歓びを見出した、尿酸値高い系男子。

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