ロールス・ロイス・ゴースト 日本に1台、ゼニス・コレクションを撮影

公開 : 2019.11.18 17:50  更新 : 2021.10.11 09:27

ロールス・ロイス・ゴーストの集大成「ゼニス・コレクション」を撮影。世界50台限定で、日本は1台のみ。数多くのオプションを備え、お値段4844.4万円。

世界限定50台

text&photo: Kazuhide Ueno(上野和秀)

高級車ブランドのロールス・ロイスが、今年8月のコンクールデレガンスで発表したゴーストのゼニス・コレクション。日本の正規ディーラーであるコーンズ・モータースが、ホテル・フェアを開催し、この特別な1台を披露した。

ゼニス・コレクションは、特別装備を施した貴重なモデルに与えられる「Zenith」=頂点を意味する名を冠した限定車。全世界50台で、日本には1台のみ導入される。

ロールス・ロイス・ゴーストのゼニス・コレクション
ロールス・ロイス・ゴーストのゼニス・コレクション

ロールス・ロイス的には2020年に新型ゴーストが出ると噂されているだけに、現行モデルの最終限定車という意味合いもある。

日本導入車はホワイト

ゴースト・ゼニス・コレクションに用意されるボディカラーは、下記の3種類。

イグアス・ブルー/アンダルシアン・ホワイト
アークティック・ホワイト/プレミア・シルバー
ボヘミアン・レッド/ブラック・ダイアモンド

ロールス・ロイス・ゴーストのゼニス・コレクション
ロールス・ロイス・ゴーストのゼニス・コレクション

今回お披露目されたのはアークティック・ホワイトにプレミア・シルバーという組み合わせで、日本の顧客の嗜好に合わせてホワイトが選ばれたという。

ゼニス・コレクションの外観は、2トーンの外装色を基本に、ポリッシュド・フューエルキャップ、ビジブル・ツイン・エグゾースト、リア・プライバシー・ガラスといった特別装備を備えるのが特徴。

内装を撮影

インテリアはシーシェル・アークティック・ホワイトとされ、差し色にオレンジが配される。

またドアに収納されるアンブレラもインテリア・トリムと同じ色遣い。

ロールス・ロイス・ゴーストのゼニス・コレクション
ロールス・ロイス・ゴーストのゼニス・コレクション

天井には、シューティングスター(流星)仕様のスターライトヘッドライナーが備わり、ドア・アームレスト下のポケット部分にはイルミネーションが備わるのもポイントの1つ。

センター・コンソールのパネルにはゴーストのデビュー前に発表されたスタディ・モデルである200EXのスケッチの一部が刻まれる。

200EXをオマージュ

さらには200EXのボンネット・マスコット「スピリット・オブ・エクスタシー」を再溶解して作られた記念プレートが、生産される50台すべてに装着され出自を主張する。

このほか前・後席ベンチレーション・シート、ラムズ・ウール・フットマットを装備。スカッフ・プレートにはゼニス・コレクションのプレートが備わる。

ロールス・ロイス・ゴーストのゼニス・コレクション
ロールス・ロイス・ゴーストのゼニス・コレクション

日本でお披露目されたゴースト・ゼニス・コレクションの価格は、数多くのオプション装備を含み4844万円4000円と発表されている。

記事に関わった人々

  • 上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。

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