地球温暖化防止 カギを握るのは自動車メーカー? 目指すはカーボンニュートラル
公開 : 2019.12.01 18:50
環境に優しいモデル
彼は、「経済成長や新たなテクノロジー、競争といったものが必ずしも悪だというわけではありません。問題の原因ではなく、真に持続可能な未来に向けての解決策なのです」とも話している。
「移動の自由はネガティブにとらえられるべきではなく、本来ポジティブなものであるべきです。一方で、移動の自由の制限には慎重であるべきですが、同時に持続可能なものにする必要もあります」
自動車業界全体として、カーボンニュートラルな生産と車両を実現するには数十億ポンドが必要になるだろうが、もしそうしなかった場合に負担しなければならないコストはその比ではないという点も忘れるわけにはいかない。
ビーアマンは、環境問題に関心の高い顧客向けにアピールしたいという思いが、規制などよりも電動化の動きを加速させることになると言う。
「環境に優しいということが、バッテリーEVやプラグインハイブリッドでは重要となっています。欧州のような市場では、環境に優しいモデルは歓迎されるはずであり、それはEV購入を考える顧客にとっても良いことでしょう」