独BMW、2シリーズ・グランクーペ公開 FFの小型4ドア・クーペ LAショー2019
公開 : 2019.11.21 04:31 更新 : 2021.04.26 14:54
BMWが「2シリーズ・グランクーペ」を公開。LAショー2019の会場から、実車写真をお届けします。新型1シリーズと同じプラットフォームです。
M・ベンツCLAに対抗
独BMWは、コンパクトカーの新型車、「2シリーズ・グランクーペ」を初公開した。ロサンゼルス・モーターショー2019の会場から、実車写真とともにレポートしよう。
同社の2シリーズには、クーペ、コンバーチブル、アクティブツアラーが存在する。今回のグランクーペは、それらとは異なるプラットフォームを採用しているのが特徴だ。
2シリーズのクーペは後輪駆動を継続する見込みであるのに対し、今回公開されたグランクーペは前輪駆動となる。日本でも先日発表された新型1シリーズと同じFAARアーキテクチャーを使用しているわけだ。
BMWとして初の小型4ドア・クーペとなる新モデル。ライバルは、こちらも日本に導入されたばかりのメルセデス・ベンツCLAクラスということになる。
サイズ 3シリーズと比較
2シリーズ・グランクーペの欧州仕様のボディサイズは、下記の通りとなっている。
全長:4526mm
全幅:1800mm
ホイールベース:2670mm
2シリーズ・クーペと比較して、全長が94mm長く、全幅が26mmワイド。一方でホイールベースは20mm短くなっている。
現行型3シリーズと比べると、全長が183mm短く、全幅が27mmナローということになる。
外観のデザインは、グランクーペの後ろ姿に個性を与えるリアセクションが印象的。荷室の荷物の出し入れもクーペより作業がしやすいという。
内装 1シリーズの流れ
荷室容量は430L。フロア下にはサブトランクを用意した。後部座席は40:20:40の分割可倒式である。
車内は、2シリーズ・クーペと比べると、座席の膝周りが33mm広く、ヘッドルームも余裕がある。
前席やインパネは新型1シリーズの流れを汲み、デジタルメーターと10.25インチのタッチスクリーン、9.2インチのヘッドアップ・ディスプレイを備える。
タッチスクリーンが、わずかにドライバー側を向いているほか、ドライバーと助手席のエリアを分けるように、左右で異なる素材をダッシュボードに使用した。
2シリーズ・グランクーペの英国価格は2万5915ポンド(364万円)。イギリス市場では本日より受注を開始し、3月から納車が始まるという。