アウディRS Q8 LAで発表 600psのマイルドHV クワトロ・スポーツを意識
公開 : 2019.11.22 10:15
スポーツクワトロと通じるデザイン
アウディRS Q8のエアインテークやリアの黒いパネル、両サイドのエアアウトレットなどは、1980年代のWRCグループBマシン、アウディ・スポーツクワトロを想起させるものだという。
アウディでエクステリアデザインのチーフを務める、フランク・ランバーティへ質問をしてみた。
Q:アウディRS Q8のデザインで難しかったところは?
「本当にチャレンジングなものでした。初めてのRS Qモデルでもあり、今後のモデル展開に通じるデザイン・アイデンティティを生み出す必要もあったのです。Q8はSUVですが、ラリー・クーペにその答えを求めました。今日では、クーペ的な存在がSUVだと思います」
Q:グループBのクワトロ・スポーツから受けた影響とは?
「RS Q8は、スポーツ・クワトロを再解釈したと考えています。クワトロの強調されたブリスターフェンダーなどは良い例です。またレーシングカーのディティールも取り入れています。スポーツクワトロとのつながりだけでなく、古いアウトウニオンのレーサーの要素も取り入れています」
Q:通常のQ8よりクロームメッキのパーツが減っていますが、理由は?
「クロームメッキは、高級感を演出するものです。スポーティさを高めるものではありません。レーシングマシンでクロームメッキされている部分はありませんよね。そのためRS Q8では使用量を減らしたのです。まだ少し残ってはいますが、多くは必要ないはずです」