2013 F-1 第10戦 ハンガリー・グランプリ
公開 : 2013.07.29 17:44 更新 : 2017.06.01 02:15
ルイス・ハミルトンは、2013年のハンガリー・グランプリで、メルセデスとして初のトップ・チェッカーを受けた。ロータスのキミ・ライコネンは2位、レッドブルのセバスチャン・ベッテルは3位でフィニッシュした。
ポールシッターのハミルトンは、オープニング・ラップで予選2番手のベッテルと、予選3番手のロータスのロマン・グロージャンを抑え、そのままレースをコントロールした。この英国人は、タイヤ交換のピットストップのたびに、グロージャンとベッテルを徐々に引き離したのだった。
スタート当初はベッテルはハミルトンをプッシュしたが、その背後から襲ってくるグロージャンとのプレッシャーによって、徐々にメルセデスとレッドブルの差は開いてきた。
ハミルトンは最初のピットストップで、チームメイト、ジェイソン・バトンの後ろにポジションを落としたが、バトンは素直にハミルトンを先行させる。ベッテルもピットストップの後、バトンの後ろについたが、メルセデスとレッドブルは接触してします。
その後バトンは24周目にようやくバトンをパスする。その後、グロージャンも続いてバトンをパスしようとするが、彼もバトンと接触してしまう。レース終了後、グロージャンは20秒のドライブスルー・ペナルティが与えられた。しかし、バトンとの間に21.5秒のリードを保っていたため、どうにか6位のポジションをキープした。
グロージャンはこれ以外でも、ターン4でフェラーリのフェリッペ・マッサをパスする際の強引さを咎められ、ドライブスルー・ペナルティを受けた。
ライコンは、最後のタイヤ交換を終えてピットアウトした時には、2位のポジションを得ていた。そして、ファイナルラップまでベッテルとバトルを繰り広げる。ベッテルは、ライコネンがあまりにディフェンシブなドライブをしたと後々不満を述べている。
レッドブルのマーク・ウェーバーは、ファースト・スティントを長く走った結果、一時的に首位に立った。結局、10番手スタートとしては上々の4位のポジションを得た。
フェラーリのフェルナンド・アロンソは5位でフィニッシュ。しかし、DRSの誤用による€15,000(200万円)のペナルティをレース後に言い渡された。
マクラーレンは2台ともポイントをゲットした。バトンは7位、セルジオ・ペレスは9位。フェラーリのフェリッペ・マッサは、ロズベルグとスーティルと激しい闘いを見せながら8位でフィニッシュ。ロズベルグは接触で12位まで落ちた後、9位まで再びポジションを上げたが、結局火災でリタイアした。
マクドナルドは10位でフィニッシュしている。
第10戦 ハンガリー・グランプリ結果
1 | ルイス・ハミルトン | メルセデスAMG |
2 | キミ・ライコネン | ロータス・ルノー |
3 | セバスチャン・ベッテル | インフィティ・レッドブル |
4 | マーク・ウェーバー | インフィティ・レッドブル |
5 | フェルナンド・アロンソ | フェラーリ |
6 | ロマン・グロージャン | ロータス・ルノー |
7 | ジェイソン・バトン | マクラーレン・メルセデス |
8 | フェリッペ・マッサ | フェラーリ |
9 | セルジオ・ペレス | マクラーレン・メルセデス |
10 | パストゥル・マルドナルド | ウイリアムズ・ルノー |
ワールド・チャンピオンシップ・ポイント
172 | セバスチャン・ベッテル | インフィティ・レッドブル |
134 | キミ・ライコネン | ロータス・ルノー |
133 | フェルナンド・アロンソ | フェラーリ |
124 | ルイス・ハミルトン | メルセデス |
105 | マーク・ウェーバー | インフィティ・レッドブル |
84 | ニコ・ロスベルグ | メルセデスAMG |