クラシックカー36台が、タイムトライアル 2019コッパ・デル・ラヴォーロ・イタリアーノ
公開 : 2019.12.02 06:10 更新 : 2019.12.02 12:04
走りを楽しむクラシックカー・ファンのためのタイムトライアル「コッパ・デル・ラヴォーロ・イタリアーノ」が開催。36台が参加し、7回ものアタックを楽しみました。
名阪スポーツランドで開催
今回で15回目になるコッパ・デル・ラヴォーロ・イタリアーノことラヴォイタが、秋晴れの11月4日にいつもの名阪スポーツランドEコースで開催されました。
秋季大会は、1975年までに製造されたクラッシック・モデル限定のタイムトライアル・レースで。36台のマシンがコンマ1秒を競い合うレベルの高い戦いに。
ラヴォイタは1周50秒程度のコースを1台ずつアタックするタイムトライアル形式で行われます。直接競い合うことがないため、クルマに優しく、ノーマル車でも、初めての方でも、自分のペースで安心して楽しめるのが特徴です。
走行の待ち時間には参加者同士のコミュニケーションを深められるし、ケータリングカーも出店しています。タイムを競う戦いの場でありながら、和気あいあいとした雰囲気なのがこのレースの魅力。
総合順位のほかにも排気量で600cc以下、850cc以下、1300cc以下、1800cc以下、無制限、そしてイタリア車以外という6つのクラスで表彰されます。全てのエントラントにトロフィが授与されるのが、ラヴォイラの良き伝統なのだ。また上位入賞者にはオリーブの冠が用意され、その走りを称えます。
和気あいあい、ラヴォイタ流
今回のラヴォイタは、参加者のスムースな進行を協力があって、習熟走行+7回のアタックを実施。過去最高となる8回もの走行ができました。
普通タイムアタック・レースは習熟走行1回、計測(アタック)2回がほとんどです。いかにラヴォイタが素晴らしくて、楽しめて、コスパの良いイベントであるかが分かるでしょう。
7回の計測走行を終え、最終的に4ドア・セダンのアルファ・ロメオ・ジュリア・スーパーを駆る久保選手が、並みいるスポーツカーを抑え総合優勝を勝ち取りました。
次回は来春の予定
写真を見ていただくとお分かりになるように、参加車種はヴァラエティに富み、貴重なフィアット・アバルト1000SPやサーキットでは珍しいアルファ・ロメオ・モントリオールも姿を見せました。
エンジンについても2気筒、4気筒、6気筒、8気筒と様々です。それでいて、単に排気量や馬力が大きいだけでは勝てないのもラヴォイタの魅力。最後はドライバーの腕でタイムが決まるところが人気の秘密といえましょう。
次回は来春に開催。年式を問わず、あらゆるモデルが参加できるラヴォイタ・オープン戦の開催が予定されています。