3億円超え ブガッティ・シロン・ノワール 「黒」がテーマの2モデル
公開 : 2019.12.05 06:10
ブガッティ・シロン・ノワールが発表されました。3月に発表されたラ・ヴォワチュール・ノワールをイメージした2種類の特別モデル。その価格は?
スペシャル・エディション発表
仏ブガッティが、ハイパーカー「シロン」の特別モデルを新たに発表した。
今年で創立110周年を迎えるブガッティ。3月のジュネーブ・モーターショーにおいて、現代のラ・ヴォワチュール・ノワール(a modern-day La Voiture Noire)を公開している。
そのコンセプトは「ブガッティ愛好家のための究極のグランツーリスモとして創造されたクーペを現代的に解釈する」こと。
このワンオフ・モデルが高い注目を集め続けたことが、今回のスペシャル・エディション販売の背景にある。
「シロン・ノワール・エレガンス」と「シロン・ノワール・スポルティブ」、どちらも標準のシロン同様に8L W16気筒エンジンを搭載している。
シロン・ノワール・エレガンス
シロン・ノワール・エレガンスには、露出した黒いカーボンファイバーと、新しくデザインされたグリルを装備。グリルの中央には、銀と黒のエナメルでつくられた同社の “マカロン” エンブレムが取り付けられている。
リア・ホイールの前方部分には、新しい合金とブラックキャリパー、ノワールのバッジ。バックミラーとエンジンカバーは、ブラックカーボンファイバーとポリッシュドアルミニウムで仕上げられている。
インテリアも黒が支配的だ。「ノワール」の文字がドアの敷居とセンターコンソールの外側に表示され、ヘッドレストに縫い付けられている。
シロン・ノワール・スポルティブ
セカンドモデルのシロン・ノワール・スポルティブは、 マットブラックな仕上がり。
C字型のシグネチャーライン、ホイール、フロントスポイラー、ラジエーターグリルもすべてマットブラック。4本のテールパイプとエンジンカバーの部品も同様だ。
インテリアは、シロン・ノワール・エレガンスよりも黒が優勢な印象を受ける。
マットブラック仕上げのダッシュボードのスイッチ、スターターボタン、ドアハンドル、ステアリングホイール、センターコンソール。
ブガッティは、「このクルマの、高級でスポーティなキャラクターを強調するためです」と語る。
価格、納車時期
スペシャル・エディションは限定20台とのこと。価格は300万ユーロ(3億6222万円)、2020年3月から納車開始。
シロン・ノワール・スポルティブは、プラス10万ユーロ(1207万円)で入手可能。