【2019年もっとも運転の楽しいクルマを決定(1)】ノミネート車11台 ドライバーズカー選手権2019

公開 : 2019.12.28 18:50  更新 : 2021.03.05 18:46

2019年のノミネート車両 400psオーバー

続いて最高出力400psオーバーの6台。

ポルシェ718ケイマンGT4

価格:7万5348ポンド(1054万円)
最高出力:419ps、車重:1420kg、0-100km/h加速:4.4秒、最高速度:304km/h
過去にもBBDC選手権では好成績を納めてきたポルシェ・ケイマン。最新の718ケイマンGT4も、初試乗での印象はかなり優れているものだった。

ポルシェ911カレラS PDK

2019年英国ベスト・ドライバーズカー(BBDC)選手権
2019年英国ベスト・ドライバーズカー(BBDC)選手権

価格:9万3110ポンド(1303万円)
最高出力:450ps、車重:1590kg、0-100km/h加速:3.7秒、最高速度:307km/h
評判だけでノミネートするモデルは珍しいが、ポルシェ911なら不思議はない。

ボウラー・ブルドッグV8SC

価格:18万ポンド(2520万円)
最高出力:575ps、車重:1800kg、0-100km/h加速:4.0秒(予想)、最高速度:209km/h
完全に突き抜けた存在で、走りも素晴らしいからみんな大好き。アスファルトに限らないルートで、運転する楽しさをドライバーへ教えてくれる。

マクラーレン600LTスパイダー

価格:20万1500ポンド(2821万円)
最高出力:600ps、車重:1297kg、0-100km/h加速:2.9秒、最高速度:323km/h
ディフェンディング・チャンピオンだが、それはスパイダーではなくクーペだった。搭載技術も最新のもの。

メルセデスAMG GT 63 S 4マティック+

価格:13万5615ポンド(1898万円)
最高出力:639ps、車重:2025kg、0-100km/h加速:3.2秒、最高速度:315km/h
われわれも気に入っている、極めて速い4輪駆動のGT。メルセデスAMGのモデルとしても1番だ。

ランボルギーニウラカン・エボ

価格:20万6552ポンド(2891万円)
最高出力:640ps、車重:1422kg、0-100km/h加速:2.9秒、最高速度:325km/h
相当に特別なペルフォルマンテのパフォーマンスを、より運転しやすく、安価な価格で味わわせてくれる。

ベスト・オブ・ベストを決める審査員は7名

2019年の英国ベスト・ドライバーズカー(BBDC)を決める、審査員は次の7名。AUTOCARではおなじみのメンバーだから、見覚えのある名前もあるだろう。

アンドリュー・フランケル

今年で30回を記念する英国ベスト・ドライバーズカー(BBDC)。AUTOCARでは古株のシニア・ライター。常にピットレーンを1番で出発。評価時の議論でも一歩も引かない。

マット・プライヤー

2019年英国ベスト・ドライバーズカー(BBDC)選手権
2019年英国ベスト・ドライバーズカー(BBDC)選手権

人気のテスターでありコラムニスト。独特の視点でクルマを評価し、議論を誘導する。熱くなる我々を、いつものムードで落ち着かせてくれる。ユーチューブの映像も一緒に見て欲しい。

マット・ソーンダース

遅れてやってきて、早々に姿を消した。軽くない体重はいつものこと。だがベンチマークとなるラップタイムはちゃんと設定してくれた。マクラーレン・ロングテールよりアリエル・アトムを速く走らせた結果は、悪くない。

リチャード・レーン

お手頃ドライバーズカー選手権での文章も良かったから、彼に今回のBBDC選手権のレポートもお願いした。午後の休憩用の軽食やスナックに、りんごも加えて欲しいと主張する、ミレニアル世代。

サイモン・デイビス

リチャード・レーンと同様に、BBDC選手権で審査をするのは初めてだが、しっかりこなしてくれた。屋根のないクルマのドライブを楽しんでいるように見えたが、気持は良くわかる。

ジェームス・ディスデイル

フリーランスの自動車評論家で、BBDC選手権初参加。彼の豊富な経験が新しい意見をもたらしてくれた。すべてのクルマがBBDCに相応しいとも話していたが、誰かに忖度していたからではないはず。

マウロ・カロ

得点を決める時、アンドリュー・フランケルと「君より沢山のキットカットを食べているよ」 と体型についていい合ったカロ。沢山の筋肉を使って、派手にドリフトさせてくれたからお腹も空くのだろう。

さて、いよいよ本番だが、続きは(2)にて。

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