【フォルクスワーゲン 新シリーズ】高性能EVは「GTX」 GTI、GTD、GTEに続く新シリーズ
公開 : 2019.12.16 20:58
VWが、新しいID.シリーズの高性能モデル「GTX」の構想を発表。ツインモーターの四輪駆動EVで、早ければ2021年初頭に発表されるようです。
ホットなEV 「GTX」シリーズ
独フォルクスワーゲンは、電気自動車のID.シリーズの高性能車に、「GTX」というモデル名を与えるとAUTOCARに明かした。
新たに商標登録した高性能ID.モデルは、「ID.5 GTX」という車名になる可能性が高い。
そのシリーズには、ID.クロスクーペの量産車バージョンも含まれている。
フォルクスワーゲンでは、高性能なガソリン・モデルに「GTI」、ディーゼルに「GTD」、プラグインハイブリッド車に「GTE」の名前を使用していて、今回の「GTX」もその流れを受けついでいる。
最初のGTXモデルの発売時期は公表されていないが、ドイツのブラウンシュヴァイクR&Dセンターで、ID.5の高性能バージョンが開発されていて、2021年初頭に発表されるとAUTOCARは考えている。
ID.シリーズ最速への期待
GTI、GTD、GTEモデルと同様、「GTX」シリーズは、エクステリア、インテリア、スタイリングのすべてにおいてグレードアップされ、スポーティな仕上がりになる。
加えて、「GTX」の「X」は四輪駆動であることを表す。これは、新しいモデルがツインモーターを搭載し、前輪と後輪のそれぞれに動力を供給することを示唆している。
現在ID.シリーズの中で最も速いとされている203psバージョンの「ID.3」が、リアにマウントされる1基のモーターから動力を得ていることを考えると、「GTX」は大幅な出力向上が見込まれる。
フォルクスワーゲンにとっては新しいシリーズ名だが、「GTX」の名はゼネラルモーターズとその子会社の未来のコンセプトカーですでに使用されている。
なおフォルクスワーゲンは、よりエキサイティングな「Rパフォーマンス」シリーズのID.モデルの導入も検討している。