ニュー・ミニに関する10の真実
公開 : 2013.08.03 18:00 更新 : 2017.06.01 02:15
11月のロサンゼルス・モーターショーでデビューする予定の3代目のニュー・ミニは、これまでよりも大きなボディ・スタイルの変更を行う。それは、BMWのスモール・カー・プログラムの成功の鍵である新しいモジュラー・プラットフォームを使用する重要な役割を持つ。しかし、ミニの責任者は、これまで12年間築き上げてきた”ゴーカート・ハンドリング”は維持されるという。ここでは、ニュー・ミニに採用される10の真実を検証していきたい。
ボディ・バリエーション
F56というコードネームで開発されている第3世代のミニ3ドア・ハッチバックは11月のロサンゼルス・モーターショーで発表される。そしてF55というコードネームの5ドア・ハッチバックが後に続く。F57のミニ・カブリオレは、2015年登場予定で、BMW i3のようなリア・ヒンジを持つクラブマン(F54)も予定だれている。カントリーマン(F60)と、ペースマン(F61)も計画に含まれているようだ。
また、2016年にはMPVとマツダMX-5のようなロードスターも追加される。それぞれ、F58、F59というコードネームだ。
ライトウエイト・コンストラクション
UKL1プラットフォームはスティール製だ。しかしライトウエイト・アルミニウムと高張力鋼板が剛性を上げるために内部ボディ構造に使用される。しかし、現時点では新しいミニが、現行ミニよりも軽くなるかどうかはBMWはコメントしていない。
デザイン
BMWは、ミニのスパイショットが撮られていることに対応してか、ミニ・ビジョン・コンセプトを公開した。ビジョンのノーズの処理はプロダクション・モデルに近いとされている。特にヘッドランプ回りのLEDリングが大きなアクセントとなるだろう。
ミニのデザイン・ボス、アンダース・ウォーミングは、グリルのスタイルはオリジナルのミニに近いという。また、ウイングはより曲線美をもったものになるだろう。
テール・ランプは、現在のカントリーマンよりもわずかに大きくなるが、ビジョンのものよりも小さくなる。
エアロダイナミクス
新しいミニ・ハッチバックは、BMWの最新の風洞で最適化されている。この風洞は、ミニがエアロダイナミクス的に優れたモデルとなるために重要な役割を果すという。
インテリア
インテリアはドライバーに向けられた幾つかのディスプレイで構成される。大きなアナログのディスプレイはステアリング・ホイールの向こうに配置される。そして、センターにはナビゲーションとその他の情報が示されるディスプレイがマウントされる。また、ミニとしては初めてヘッドアップ・ディスプレーが装備される。
アシスタント・システム
ミニは新しいアシスタント・システムを持つ。フルLEDヘッドランプ、セルフ・パーキング・システム、リア・ビュー・カメラなどだ。
パワートレイン
エンジンは1.5ℓの3気筒ターボが中心となる。120bhpと190bhpという2つのチューングだ。クーパーSとJCWは200bhpと280bhpの4気筒エンジンとなる。関係者は「われわれはこの他に完全に新しいディーゼル・エンジンを用意している。i3のような完全なEV、またはプラグイン・ハイブリッドは計画していない。」という。BMWとミニは経済性を求めるユーザー向けには、ディーゼルで対応するという。
トランスミッション
メインは6速ギアボックスが標準だが、BMW製の8速オートマティックも用意されると予想される。また、4WDシステムも幾つかのモデルに用意されることになりそうだ。
UKL1プラットフォーム
ミニの次世代のプラットフォームは、6つのミニを含めて15のモデルに使用されるUKL1だ。900,000台以上のUKL1ベースのクルマが1年に生産される予定だ。このプラットフォームはいつくかのホイールベースがあり、シート・ハイトも数種類設定される。また、はじめて5ドア・ボディにも対応可能となった。