【トヨタ新型ヤリス 価格発表】スペック/内装/サイズ/燃費を解説 発売日は2/10

公開 : 2019.12.20 00:03  更新 : 2021.01.28 16:43

新型ヤリス 内装

新型ヤリスのインテリアは、ムダをそぎ落として広さと快適さを確保し、運転に集中できる空間を表現している。

インストゥルメントパネルは断面を薄くして、コンパクトカーながら室内はワイドな印象に。また、ステアリングホイールは従来型よりも小径化することで、室内空間をより広く、しかもスポーティな印象を与えている。

G(1.5L/4WD/CVT/OP装着/内装色:トープ)
G(1.5L/4WD/CVT/OP装着/内装色:トープ)

ステアリングの向こうにレイアウトされたメーターパネルは、トヨタとしては初めてのフードレスタイプ。左に回転計、右にデジタル速度計の双眼メーターを配し、その間にTFT液晶のインフォメーションディスプレイを備える(グレードや搭載パワーユニットによって表示は少し異なる)。

インターフェイスは視線移動が少なく、ムダな動きをおさえるレイアウトとなっている。

インストゥルメントパネルにはソフトな素材を、シート地には上質なファブリックを採用するなど、インテリア全体は上質で心地の良い素材感でつつまれている。

新型ヤリス シャシー

新型ヤリスは、コンパクトカーならではの「軽快なハンドリング」という強みを活かしつつ、ユーザーの既成概念を大きく超える「上質な乗り心地」と「最新の安全・安心技術」を備えたクルマとして開発された。

コンパクトカー向けの新開発TNGAプラットフォーム(GA-B)を初採用。軽量かつ高剛性、そして低重心なボディを開発している。

アジャスタブルデッキボード:上段ポジション
アジャスタブルデッキボード:上段ポジション

従来型に比べて、車両重量を50kg軽量化(開発目標値)し、ねじり剛性を30%以上強化し、そして重心高を15mm低下。優れた操縦安定性と上質な乗り心地を両立している。

また、「軽快」かつ「Confident & Natural(運転中も車両が安定して安心&ドライバーの意図どおりに反応して自然)」な、クラスを超越した走りを実現したという。

サスペンションは、フロントはマクファーソンストラット式を採用して、軽快で滑らかな動きを追求。リアは、2WDでは操縦安定性と乗り心地を両立するトーションビーム式を、4WDとE-Fourでは2リンクのダブルウイッシュボーン式を採用している。

荷室は5名乗車時で奥行き630mm、荷室幅1000mmを確保。荷室高はデッキボードを下段にセットした場合に830mmとなっている。

新型ヤリス パワートレイン

日本仕様のパワーユニットは、TNGA思想に基づいた新開発の1.5L直列3気筒ダイナミックフォースエンジン、それにモーターを組み合わせたハイブリッド・システム、そして1.0Lの直列3気筒エンジンの3種類となる。

1.0L(69ps/9.4kg-m)はレンタカーやコマーシャルユースが中心となるエントリーモデル用で、駆動方式はFFのみ、ミッションもCVTのみとなる。

ハイブリッドZ(E-Four/ブラック×シアンメタリック)
ハイブリッドZ(E-Four/ブラック×シアンメタリック)

1.5Lのダイナミックフォースエンジン(120ps/14.8kg-m)は、ロングストロークやバルブ挟角拡大などの高速燃焼技術を採用し、低燃費と高出力を両立した。今後のトヨタ・コンパクトカーの主流になるエンジンだ。

駆動方式はFFと4WDが設定され、ミッションは4WDはCVTのみだが、FFには6速も設定される。WLTCモード燃費は、1.0Lが20.2km/L。1.5LのFFが21.4km/L〜21.6km/Lで、4WDが19.2km/L。

ハイブリッドはシステム全体の高効率化や専用のエンジン設計など、すべてのユニットを新開発し、さらなる低燃費を実現しながら加速性能も向上。FFは、WLTCモードで35.4km/L〜36.0km/Lを実現。燃費と走りの両立を目指した。

1.5Lエンジン(91ps/12.2kg-m)+フロント・モーター(80ps/14.4kg-m)に、駆動用のリチウムイオン・バッテリーを組み合わせたシステムを採用。

駆動方式はFFが基本だが、後輪用モーター(5.3ps/5.3kg-m)で駆動するE-Fourも設定、ミッションは電気式無段変速機となっている。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事