【日本で買えない日産車たち】海外では新型車ぞくぞく 日本は諦めた? 海外専売となった日産車
公開 : 2020.01.03 16:50 更新 : 2021.10.13 13:58
2018年11月にゴーン前会長が逮捕されて以来、新型車として登場したのは2019年3月にフルモデルチェンジを果たした軽自動車のデイズのみ。しかし、日本国外に目を向けてみると、実は多くの新規車種が投入されました。そこで今回は、日本国内では買うことができない日産車をピックアップしてご紹介します。
日本とは反対に海外では新規車種ぞくぞく
2017年に発生した完成検査問題や、2018年のカルロス・ゴーン代表取締役会長(当時)の逮捕など、暗いニュースが先行してしまった最近の日産自動車。
日本国内では、エンジンで発電しモーターで走行する「eパワー」を搭載したノートが大ヒットを記録した。2018年度の登録車年間販売台数第1位を日産車で初めて記録し、同様のシステムを搭載したミニバンのセレナeパワーも追加されるなど、明るい兆しも見えつつある。
その一方、日産の屋台骨として苦しい時代を支えたキューブやジュークといった車種は年内で生産終了が決定しており、日本国内の販売現場からは「売るクルマがない」という声も挙がっている。
2018年11月にゴーン前会長が逮捕されて以来、新型車として登場したのは2019年3月にフルモデルチェンジを果たした軽自動車のデイズのみ。
しかし、日本国外に目を向けてみると、実は多くの新規車種が投入されていたのである。
そこで今回は、日本国内では買うことができない日産車をピックアップしてご紹介したい。
販売する国に合わせて作られているモデルとはいえ、日本で販売されたら売れるかもしれないモデルもいくつか存在するように思えるが、いかがだろうか。
海外では新型セダンが豊富にラインナップ
日本ではサニーの後継として登場したラティオはすでに絶版となり、ミドルクラスのシルフィやティアナもほぼ放置状態。
先日ビッグマイナーチェンジを実施したスカイラインだけが唯一気を吐いているという状態のセダンだが、海外では未だに多くのセダンが新型となって登場している。
北米市場では日産のエントリーモデルとしてのキャラクターも担うヴァ―サ。先代モデルは日本国内でラティオとして販売されていたモデルだが、2019年4月にフルモデルチェンジを果たし新型へと移行した。
ボディサイズは拡大され、日本のシルフィに近いサイズとなっているが、コンパクトなセダンがない国内市場ではある程度の需要が見込めるのではないだろうか。
なお、シルフィも日本国外ではフルモデルチェンジがなされており、すでに中国では販売がスタート。北米市場でもセントラの名前で間もなく登場が予定されている。
そしてもう1つ、日本に存在しない「量産型世界初の可変圧縮比エンジン」であるVCターボエンジンを搭載したアルティマも気になる存在だろう。
先代モデルはティアナとして日本で販売中だが、昨年発売がスタートした新型は音沙汰なし。
スカイラインの400Rが予想以上のヒットを記録していると日産がコメントしている以上、こちらも期待しているユーザーは少なくないのではないだろうか?