【2019年 自動車ニュース総ざらい】忘れては絶対ダメ/めでたい出来事5選

公開 : 2019.12.28 09:35  更新 : 2021.10.09 23:53

中国NEV政策実施でEVシフト加速

1月の北米国際自動車ショー(通称:デトロイトショー)、3月のスイス・ジュネーブショー、4月の中国・上海ショー、9月の独フランクフルトショー、そして10月の東京モーターショーと、世界各国で新型EVの発表が相次いだ。

こうしたトレンドになっている大きな理由が、中国での新エネルギー車(NEV)政策だ。

レクサスUX 300e
レクサスUX 300e

中国政府は、90年代から電動車の普及を進めている米カリフォルニア州と連携して自動車メーカー各社に事実上のEVなど電動車の販売台数規制を2019年から実施している。

中国は第2位のアメリカを大きく引き離して自動車の製造台数と販売台数で世界第1位。

その中国がNEVによるEVシフトを掲げたのだから、おのずと自動車メーカー各社のEV開発を進めることになる。

トヨタが10年ぶりにCOTY獲得

久しぶりの受賞にトヨタが沸き返った。

1980年に創出され、今年に40回目となったCOTY(カー・オブ・ザ・イヤー)。選ばれたのは、トヨタのRAV4だった。

COTY(カー・オブ・ザ・イヤー)を受賞したトヨタRAV4。
COTY(カー・オブ・ザ・イヤー)を受賞したトヨタRAV4。

トヨタとしては、10年前のプリウス以来の受賞となった。

RAV4は代を重ねる度に、アメリカ市場を意識してボディサイズが大型化したため、日本市場での存在感が薄れてここ数年間はモデルラインアップから抹消されていた。

第5世代はアメリカで先行発売されたが、車体を刷新したことで日本での走行性能も高く評価され、10年ぶりのCOTYにつながった。

記事に関わった人々

  • 桃田健史

    Kenji Momota

    過去40数年間の飛行機移動距離はざっと世界150周。量産車の企画/開発/実験/マーケティングなど様々な実務を経験。モータースポーツ領域でもアメリカを拠点に長年活動。昔は愛車のフルサイズピックトラックで1日1600㎞移動は当たり前だったが最近は長距離だと腰が痛く……。将来は80年代に取得した双発飛行機免許使って「空飛ぶクルマ」で移動?

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