【マクラーレン史上最速】新しいスピードテール 402km/hをマーク 106台、既に売約済み
公開 : 2019.12.25 10:50
新しいマクラーレン・スピードテールがテストドライブで最高速度402km/hをマークし、同社の最速のクルマとなりました。現在、正式に生産を開始し、すでに売約済みの106台は、2020年2月から配送が始まります。
新しい2020スピードテール 402km/hをマーク
新しいマクラーレン・スピードテ-ルは、フロリダのケネディ宇宙センターでの最終テストで最高速度402km/hをマークした。
プロトタイプ「XP2」という名前で、ジョニー・ボーマー試験場の4.8kmのテストコースで30回以上にわたり最高速度に達したこのモデルは、1994年の発売直後に最高速度372km/hを記録したF1ハイパーカーを抜いて、同社最速のクルマとなった。
スペインのイディアダ、ドイツのパーペンブルクでのテストに続き、マクラーレンのチーフ・テストドライバーのケニー・ブラックが、プロトタイプ「XP2」のハンドルを握った。
175万ユーロ(2億円)のスピードテールには、軽量エンジニアリングの専門知識が凝縮されていて、これまでのどのモデルよりも空気力学的効率が良い。
P1以来初のマクラーレン量産ハイブリッドモデルであり、F1以来初の3人乗りモデルで、長さ5137mmの最長の量産車となる。
マクラーレンの先駆者精神を象徴するクルマ
マクラーレンのCEO、マイク・フレウィットは「スピードテールは、マクラーレンの先駆者精神を象徴する並外れたクルマであり、スーパーカーとハイパーカーのパフォーマンスの新しいベンチマークを設定し続けるという、わたし達の決意の表れです」と話している。
マクラーレンは2018年の発表で、スピードテールは「ハイパーGT」として設計されていて「成熟した硬い乗り心地と快適性とスピード」のバランスが取れた、ドライバーためのクルマになると述べている。
スピードテールの1070psガソリン/EVパワートレインの詳細はまだ不明だが、マクラーレンは、出力密度が5.2kW/kgのバッテリーパックについて「あらゆる自動車用高電圧バッテリーシステムの最高の重量比」だと言っている。
スピードテールは、テストを終了し、ウォーキング工場で正式に生産を開始した。
すでに売約済みの106台は、2020年2月から配送が始まる。