【新型BMW X6 発売】xドライブ35d、M50i 3代目の価格/サイズ/内装/スペック 高速道ハンズ・オフも
公開 : 2019.12.29 09:35
新型X6 内装
新型X6は、インテリアにおいても最新のコンセプトを採用し、従来型モデルから、より先進的かつ高級感のある室内空間を実現している。
インパネのデザインは、Xシリーズのフラッグシップ・モデルであるX7のそれを踏襲している。ステアリングホイールの向こうに備わるメーターパネルは、12.3インチのフルデジタル・ディスプレイ。センターダッシュ上部には、ドライバーが自由にカスタマイズすることが可能な10.25インチのコントロールディスプレイがレイアウトされ、より機能性を高めている。
シートは、表面の加工がすっきりと上品に見え、座り心地が柔らかいヴァーネスカ・レザーを標準装備とし、上質な空間を形成。さらにオプションで、透明度が非常に高いクリスタルで作られたシフトノブなど、高級感を演出するアイテムを多数ラインアップしている。
ホイールベースの延長により、従来型より前後席とも居住性は向上。リアシートバックは40:20:40の3分割可倒式で、ラゲッジスペースはフル乗車時でも580L、リアシートバックを全倒すれば最大1530Lに拡大する。
新型X6 パワートレイン
日本仕様のパワーユニットは、35d系に搭載される3Lの直列6気筒クリーンディーゼル・ターボと、50i系に搭載される4.4LのV8ガソリン・ツインターボの2種。
ディーゼル・ターボは最高出力265ps、最大トルク63.2kg-mを発生し、0-100km/h加速は6.5秒を達成。ディーゼルながら高回転域ではBMWのエンジンらしく心地良いサウンドを響かせ、しかも車内の静粛性は高く保たれる。
ガソリン・ターボは最高出力530ps、最大トルク76.5kg-mを発生し、0-100km/h加速は4.3秒という瞬足。日常のドライブからサーキット走行までも可能にするハイパフォーマンスモデルだ。さらに、官能的なサウンドを奏でるMスポーツ・エグゾーストシステムも備えている。
いずれも、組み合わされるミッションは電子油圧制御式の8速AT。駆動方式はBMWのインテリジェント4WDシステム「xDrive(xドライブ)」で、悪路でも安定したコントロールとスポーティな走りを実現することが可能になっている。
新型X6 装備
新型X6には、BMWが国内認可取得モデルとして初めて導入した、高速道路での渋滞時においてドライバーの運転負荷を軽減し安全に寄与する「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」を搭載している。
この機能は、ドライバーが絶えず前方に注意して、周囲の道路交通や車両の状況に応じてすぐにハンドルを確実に操作できる状態にある限り、ステアリングから手を離して走行が可能となるものだ。
また、AI技術を活用し、音声会話だけで車両の操作や情報へのアクセスが可能となるBMW最新の機能「BMW インテリジェント・パーソナル・アシスタント」も採用している。今までの音声入力とは異なり、自然な会話に近い言葉でも、ドライバーの指示や質問を理解し、適切な機能やサービスを起動する。
音声認識の使用頻度に応じてドライバーの好みを学習する機能も搭載し、長く乗り続けるほどドライブで真のパートナーとしての役割を担うことができるようになるものだ。
しかも本システムでは「OK、BMW」だけでなく、ドライバーが自由に名前を付けて、呼びかける言葉を任意に設定することができる。