【2020年に見ておきたい】自動車イベント選(海外編 2月〜8月)

公開 : 2020.01.05 09:35  更新 : 2020.01.05 15:55

ミッレ・ミリア(イタリア)

世界を代表する往年のロードレースがミッレ・ミリアだ。オリジナルは、アクシデントが続き1957年を最後に幕を閉じてしまった。

それが1970年代からクラシック・レギュラリティ・ラリーとして復活し、今では世界を代表するイベントとして支持されている。以前は3日間で一般道を1600km駆け抜けるハードなものだったが、数年前から4日間のスケージュールに変更されてだいぶ楽になった。

ミッレ・ミリア(イタリア)
ミッレ・ミリア(イタリア)

ミッレ・ミリアに参加できるのは1957年以前に製作されたモデルで、当時参加した車両、あるいは同型と決められているので、往年のレーシングモデルが数多く姿を見せる。

イタリアのイベントだけにアルファ・ロメオフェラーリマセラティはもちろん、OSCA、チシタリア、スタンゲリーニ、シアタ、アバルトなどの小型スポーツカーを見られるのもポイント。

2020年は初日となる13日にブレシアをスタート後、フェラーラを経由してラヴェンナ近くのチェルヴィアまで。

2日目はチェルヴィアからローマ。3日目はローマからシエナを経て地中海側に出てからパルマへ。4日目はパルマからキャステル・アルクアートを通りブレシアというルートが予定されている。

途中訪れるのは地方都市が多く、見に行くためにはクルマが必須となるため、ブレシアでスタート&フィニッシュ、あるいはパルマのドゥカーレ宮殿で4日目のスタートを見学するのが楽だ。

開催日:5月13〜16日
開催場所:ヴィア・ヴェネツィア・ブレシア(スタート&フィニッシュ)

ヴィラ・デステ・コンクール(イタリア)

欧州トップクラスのコンクール・デレガンスとして知られているのがイタリアのコモ湖畔にあるホテル・ヴィラ・デステを舞台に繰り広げられるコンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ。

その歴史は1929年まで遡り、1999年からはBMWグループがバックアップを行い、コンクールのみならずコンセプトカーやプロトタイプをお披露目する場にもなっている。

ヴィラ・デステ・コンクール(イタリア)
ヴィラ・デステ・コンクール(イタリア)

5月22〜24日に関係者を中心にエクスクルーシブな雰囲気で行われるコンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステに対し、25日(日)はヴィラ・エルバで一般に向けて行われるので気軽に楽しむことができる。

ちなみにヴィラ・デステは特別な層を対象とするためチケットは限定で発売され、4日通し券で2600ユーロ(約31.5万円)と高価だが、ヴィラ・エルバは150ユーロ(約1万8150円)と現実的だ。

ユーロッパで最も格式の高いコンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステは、一度は自らの目でその特別な雰囲気と共に見たいものだ。

開催日:5月22〜25日
開催場所:ホテル・ヴィラ・デステ、ヴィラ・エルヴァ

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事