マツダ、メキシコ新工場にエンジン機械加工工場を新設
2013.08.08
マツダは、住友商事株式会社との合弁事業であるメキシコの新工場、マツダ・モトール・マヌファクトゥリング・デ・メヒコS.A. de C.V.(MMMdM)に、エンジン機械加工工場を新設すると発表した。
新設する工場は、MMMdMで生産するスカイアクティブ・テクノロジーのエンジンを生産する予定で、2014年10月の操業開始を目指しているという。年間生産能力は23万基規模。このエンジン機械加工工場の新設に伴い、MMMdMでは、1億2,000万米ドル(約120億円)を投資と、約100名を雇用を計画している。
マツダは、MMMdMの車両およびエンジン組立の工場建屋をすでに完成させており、現在は2013年度第4四半期の稼働に向けた準備を進めていますが、新たにエンジン機械加工工場を新設することにより、「SKYACTIV技術」の生産体制を一層強化します。また部品の現地調達を拡大し現地化を推進することで、為替変動への対応力の向上を図ります。
マツダの常務執行役員であり、MMMdM社長兼CEOの江川恵司は、「MMMdMは北米および中南米の車両供給拠点として、大きな役割を占めております。この度メキシコにおけるエンジンの生産体制を拡充することにより車両供給拠点としての基盤を強化することができ、うれしく思います。今後もメキシコの自動車産業と地域の発展に貢献してまいります。」とコメントしている。