【2019年 最高のファミリーSUV8選】街乗りからオフロードまで
公開 : 2019.12.31 05:50
SUV人気が過熱する中、普段乗りからちょっと険しいオフロードまであらゆる場面に対応できるファミリーSUVが特に勢力を伸ばしています。7人の乗車が可能なモデルもあり、MPVの市場にまで食い込みつつあるこのカテゴリーで特に優秀なモデルをご紹介します。
もくじ
ー8位 三菱アウトランダーPHEV
ー7位 ボルボXC60
ー6位 アルファ・ロメオ・ステルヴィオ
ー5位 メルセデス・ベンツGLC
ー4位 ランドローバー・ディスカバリー・スポーツ
ー3位 ジャガーFペース
ー2位 BMW X3
ー1位 アウディQ5
8位 三菱アウトランダーPHEV
ファミリーSUVをお探しで、カンパニーカーの税金を抑えたいとお考えなら、このクルマが候補に挙がったことだろう。
考えてみてほしい。ディーゼルのSUVと比べ、このアウトランダーPHEVを選択すれば年間4000ポンド(57万円)の節税になるうえ、走行距離にもよるが燃料代で1500ポンド(21万円)程度は浮かせられるのだ。
2018年に発売されたこのモデルはすでに大掛かりなフェイスリフトを受け、2.4Lのガソリンエンジンが新たに採用された他、スタイリングや足まわりにも変更が加えられた。
パフォーマンスは十分で、ハンドリングも及第点と言ったところだろう。しかし、このクルマはコンフォートモードで走るべきだ。ちなみに電動航続距離は40km程度だ。
7位 ボルボXC60
ユーロNCAPで最高評価を獲得するのは名誉なことだが、それに加えてこのXC60はデザインも内装も素晴らしい。
ドライバーアピールやディーゼルエンジンの洗練度などは高評価を与えるのは難しいが、それに加えてATの動作にも不満が残る。
しかし、安全で快適かつ扱いやすいファミリーSUVとして考えれば、先代と同様の魅力を持つことは確かだ。
先代はカテゴリー内でも高額ながら、欧州で最も売れたSUVとなったのも納得の出来栄えであった。
6位 アルファ・ロメオ・ステルヴィオ
アルファ・ロメオはジュリアゆずりのプラットフォームとエンジンを使い、車高の引き上げるとともに4WDシステムを搭載することにより、ステルヴィオを作り上げた。
特筆すべきはそのハンドリングと、アルファらしいクールなルックスだ。ディーゼルエンジンは強力だがやや荒削りな印象を受ける。
残念ながら、ハンドリング重視のせいもあり英国の荒れた路面ではやや落ち着かない乗り心地だ。そしてジュリアと同様にキャビンの素材も安っぽさが目立つ。
ただしその価格的な競争力は高く、主要なライバルよりも安く手に入る。走りを求めるならオススメの1台だ。
5位 メルセデス・ベンツGLC
われわれのランキングで上位に入れなかったクルマの欠点は、しばしばそのハンドリングにある。
メルセデスのGLCは充実の装備と高級感あるインテリアが魅力だが、ステアフィールは走りを求めるドライバーには物足りないだろう。
SUVとしてはよりクルマらしい走りを見せるが、スタンダードなコイルサスペンションを装備する仕様の乗り心地はメルセデス・ベンツに求められる水準を満たしているとは言い難い。
ただしオプションのエアサスペンションを選択すれば、より落ち着いたコンフォート志向の乗り心地となり、おすすめできる。