【2019年 最高のファミリーSUV8選】街乗りからオフロードまで
公開 : 2019.12.31 05:50
4位 ランドローバー・ディスカバリー・スポーツ
ディスカバリー・スポーツはランドローバーのエントリーレベルではあるが、そのブランドに恥じない実力を持っている。
2019年にフェイスリフトを受けたディスカバリー・スポーツは、イヴォークと同じPTAプラットフォームを新たに採用している。しかしライバルよりも高い着座位置とそれによる良好な視界、それに4×4性能も含め、古典的SUVらしいクルマだが、それでいてハンドリングも素晴らしい。実用的なインテリアもセールスポイントであり、その質感も上級志向だ。
ガソリンおよびディーゼルのエンジンが設定され、48Vマイルドハイブリッドが組み合わされる。さらにマイルドハイブリッドも用意される。
直線でのパフォーマンスには物足りなさもあるが、ファミリーSUVとしては平均以上のオフロード性能を持つこのクルマに不満を抱くひとは少ないだろう。
3位 ジャガーFペース
ジャガー初のSUVは優れたハンドリングと広大なキャビンスペースが魅力の優れたクルマであり、弟分のEペースが登場するまではブランド内でも最量販モデルであった。
このクルマに乗る上での不満点は少ない。その最たるものは冴えない4気筒ディーゼルエンジンだ。
他にも好ましくない点を挙げるとすれば、動きの鈍いATや、路面状態によってはあまり良いとは言えない乗り心地などだ。
他にもハンドリングなどには改善の余地があるといえる。しかしジャガー初のSUVとして考えれば十分な出来栄えであり、このランキングの3位に入る実力の持ち主だ。
2位 BMW X3
「ハンドリング重視の中型SUV」こんなフレーズは、BMWがSUV作りに手を出すまでは考えられなかった。
X3のパワートレインは非常にドライバー志向ではあるが、プッシュしすぎるとやや洗練性に欠く傾向にある。
しかしその点を除けば、X3は非常に魅力的であり、1位のQ5にも迫る勢いだ。
標準装備はやや貧弱とも言えるが、内装の質感は良好だ。ランフラットタイヤを履いていても、公道でのマナーも文句のつけようが無い。
1位 アウディQ5
この洗練されたオールラウンダーのアウディQ5の欠点を見つける方が難しい。ただし、ハンドリングはおだやかで、走りを求める向きには物足りないかもしれない。
しかし、この欠点はQ5の成功を妨げるほどのものではない。このクルマが販売されているほぼすべての国と地域において、ベストセラーとなった。
価格表には高額なオプションが並んでいるが、このQ5は静かで実用的かつ洗練されたSUVだ。発売からしばらくたち、プラグインハイブリッド版も登場した。
この55 TFSIeは非常にスムーズで、電動モーターと2.0Lの4気筒ターボとの組み合わせにより367ps、50.0kg-mを発生する。バッテリーが満充電されていれば、モーターのみで42kmもの走行が可能だ。