【2019年 最高のスモールSUV10選】室内空間とハンドリングが鍵
公開 : 2020.01.02 05:50 更新 : 2021.03.05 21:43
3位 マツダCX-5
現在市場に存在する中で最もルックスの良いSUVであり、その洗練性も先代から大きく向上した。燃費もまずまずで、ハンドリングもこのクラスでは随一だ。
CX-5のインテリアはソリッドかつスタイリッシュで、キャビンや荷室の容積も十分だ。CO2排出量は若干多めだが、ディーゼルを選べばトルクも十分だ。
他のライバルと比べ若干高い価格がネックとなるものの、標準装備のレベルは高い。
CX-5は楽しさ、質実剛健さ、それにファミリー使用にも耐えうる室内空間を兼ね備えており、なんでもできるクルマをお求めの向きにぴったりだ。
2位 ボルボXC40
ボルボのXC60やXC90に続く小型SUVの投入は大きな成功を収めた。このXC40はクラスをリードする魅力の持ち主だ。
カリスマ的なエクステリアデザインにより若いファミリー層へのアピールを強め、そのキャビンも贅沢で快適、それに実用性も高いものとなっている。コンパクトSUVの中で最も実用的とまでは言えないが、ラグジュアリーカーらしい雰囲気と先進のテクノロジーが売りだ。
XC40の乗り心地とハンドリングはボルボらしいもので、小型のファミリー4×4としてはもっともリラックスしたものだ。走りについては他のプレミアムブランドに追従することなく、ボルボは独自の快適かつ洗練された使いやすいクルマ作りに徹している。
SUVの使命がドライバーを日常の苦難から逃れさせることにあるのだとしたら、このクルマ以上の適役はないだろう。
1位 レンジローバー・イヴォーク
ランドローバーは2世代目となるレンジローバー・イヴォークの投入により、現在最も重要とも言える市場における優位性を確立した。新しいプラットフォームの採用によりマイルドハイブリッドのパワートレインを獲得、また先代よりもホイールベースが延長されたことによる室内空間の拡大が鍵となっている。
メカニカル面の洗練度、キャビンスペース、それに高級感が大きく向上した。実用性についてはクラス最高とまでは言えないものの、高い競争力を持っている。後席も大人が快適に過ごせる空間が確保されているが、高めのショルダーラインゆえその視界はやや限定的だ。
パワートレインはミドレンジのD180ディーゼルがおすすめだ。今までのランドローバー製4気筒ディーゼルよりもドライバビリディは高く、より洗練されている。パフォーマンスに関して言えばより小型軽量のライバルに及ばないが、必要十分なレベルにある。
レンジローバーらしく、イヴォークはこのクラスにしては高い次元の高級感を演出されており、やや高価格であることも十分に正当化できるだろう。