【2019年 最高のスーパーカー10選】今後発売予定の期待モデルも
公開 : 2020.01.03 05:50
3位 ランボルギーニ・ウラカン・エボ
現代において、ランボルギーニほど通行人の目を引くルックスと化石燃料を燃やす快感を味わえるクルマは手作りのエキゾチックカー程度だろう。
ウラカンはランボルギーニのエントリーモデルとはいえ、ランボらしいセンセーショナルなスタイリングや野性味溢れる自然吸気V10エンジンは健在だ。
フェイスリフトを受けたこのモデルは後輪操舵とトルクベクタリングを新たに装備し、ウラカンのパフォーマンスをマクラーレンやフェラーリにも対抗できるレベルとなっている。
さらにパワートレインもペルフォルマンテ譲りの640psのものが搭載され、さらに走りがいのあるスーパーカーとなった。
2位 フェラーリF8トリブート
フェラーリはF8トリブートを488GTBの後継車と位置付けているが、実際のところはヘビー・フェイスリフトといったところだろう。ここにはサーキット向けの488ピスタや488チャレンジの技術が多く使われている。
このV8ツインターボは720ps、78.5kg-mを発生し、破壊的なまでの速さを見せる。458の自然吸気V8ほどの官能性はないものの、ホット・チューブとよばれるパイプによりキャビンにノイズを引き込んでいる。
さらに可変ブースト・マネジメントによりトルクの出方をノンターボに近づけるだけでなく、ターボラグをほぼ無くすことに成功しているというう。
しかし、最大の魅力はそのシャシーにある。エンジンのパフォーマンスを扱いやすくするだけでなく、アジリティとハンドリングを高次元でバランスさせている。非常にセンセーショナルなスーパーカーであり、完全なロードテストを行うのが楽しみだ。
1位 マクラーレン720S
マクラーレン720Sは先祖にあたる650SやMP4-12Cを改良することにより、このランキングでのトップ入りを果たした。
このカテゴリーで上位に立つためには、加速性能、ラップタイム、それに減速性能が鍵を握っている。この720Sはそのすべてを見たしているのだ。
実際ロードテストに使われた多くのベンチマークにおいて、この720psのマシンはハイパーカーにも匹敵する実力を見せた。
それでいて非常にコミュニカティブかつ扱いやすいのだ。エルゴノミクス的にも大きく改善され、走りがいのあるクルマになった。
番外編1 アストン マーティン・ヴァンキッシュ
アストン マーティンはマクラーレン720SやフェラーリF8トリブートに対抗するモデルにおいてヴァンキッシュの名称を復活させる。
2019年ジュネーブ・モーターショーですでにヴァンキッシュ・ヴィジョンが展示されているが、新しいV6エンジンを搭載し英国で生産されるものとみられている。
新しい接着アルミニウムストラクチャーが使われるとのことだ。
アストンのゲイドン工場にて2022年から生産開始が予定され、その価格は25万ポンド(3592万円)程度が想定されている。