【EVモデルぞくぞく登場】アウディ・スポーツ RSブランドeトロンGTなどを開発中
公開 : 2020.01.06 10:50 更新 : 2021.11.11 13:20
アウディ・スポーツが、eトロンGTのRSモデルを、2020年に発売することが明らかになりました。また、RS eトロン・スポーツバックSUV、R8 eトロンのフルEV、RS4 PHEVなど多くのEVモデルが開発中との情報が入っています。
EV化を積極的にすすめるアウディ・スポーツ
オリバー・ホフマンとジュリアス・ゼーバッハによる共同経営をおこなうアウディ・スポーツは、EVおよびPHEV市場への進出を最優先ですすめている。
昨年、RS Q3とRS Q3スポーツバック、SQ5のディーゼル・バージョン、SQ8とRS Q8のフラッグシップモデルを発表し、2020年にはRSブランドのEVモデル、eトロンGTサルーンの生産を開始する。
ポルシェ・タイカンの姉妹モデルとなるeトロン・シリーズには、標準モデル、Sモデル、ハイパフォーマンスRSが設定されているが、アウディが最近公開したeトロン・スポーツバックのRSバージョンもそでに加わるようだ。
2020年に発表予定のR8モデルのeトロン・バージョンは、数年後のプラグイン・ハイブリッドのRSモデルへとつながっていきそうだ。
eトロンGTコンセプト
ゼーバッハは、昨年のLAモーターショーでコンセプトとして発表されたeトロンGTには、A6、S6、RS6などの従来モデルと同じ3つのパワートレインのオプションが、用意されると述べている。
eトロンGTコンセプトは、最高出力590ps、最大トルク82.9kg-mの、デュアルモーター全輪駆動のEVパワートレインを備えている。
96kWhのバッテリーを搭載し、0-100km/hは3.5秒、航続距離は400kmとされている。
2020年のLAモーターショーでデビューする量産バージョンは、J1のエレクトロニクスをタイカンと共有するが、530psの4S、680psの「ターボ」、760psの「ターボS」で構成されるポルシェの3つのラインナップが、同じ仕様で移行されるかどうかはわかっていない。
eトロンGTのベースモデルは、タイカンのベースモデルよりも、出力、価格ともに低く設定される可能性が高い。
どちらのモデルも同じ800Vのエレクトロニクスを採用し、重量はほぼ同じだ。
標準モデルとSモデルが最初に発売され、RSがそれに続くことが予想される。
プラグイン・ハイブリッドも開発中
ゼーバッハはまた、9月にAUTOCARが報じたように、アウディ・スポーツのエンジニアによってプラグイン・ハイブリッドが開発されていることを明らかにした。
アウディRSモデルの初のPHEVは次世代のRS4になることが予想される。
新しいRS4と、メルセデスAMG C63は真っ向対決となるだろう。
新しいRS4は、10月に報じられたとおり、現行V8エンジンに代わり、500ps超えのプラグイン・ハイブリッド4気筒4輪駆動のパワートレインを採用し、2022年初頭に発売される見込みだ。