【趣味と実益を叶える】VWパサート2.0 TSI Rラインに試乗 英国では150台限定
公開 : 2020.01.09 09:50
趣味と実益とのバランスを取る
謙虚な雰囲気のステーションワゴン・ボディに、特別なルックスと充実した装備が与えられたパサートは、限定生産ということもあって所有欲を掻き立てる存在だ。271psのガソリンエンジンをベースにしたチューニングモデルとしては、唯一のパサートでもある。
雰囲気としては、かつてのMGモンテゴ・ターボやフォード・モンデオST200にも通じる。高性能モデルのヒエラルキーにとらわれず、ステータスシンボルにもこだわらない、好感の持てる特別な仕様だと思う。
充分以上に速く、実用性も高い。満足できるパフォーマンスを備え、程よい楽しさを与えてくれるパサート。適度に趣味と実益とのバランスを備えたエステート・モデルは、珍しい存在だ。
主張が強くないぶん、実力がひと目ではわかりにくい。そんな見られ方を好むドライバーなら、フォルクスワーゲン・パサート2.0 TSI Rライン・エディションは、相当にツボなクルマとなるだろう。
フォルクスワーゲン・パサート2.0 TSI Rライン・エディション・エステートのスペック
価格:4万3740ポンド(612万円)
全長:4773mm
全幅:1832mm
全高:1516mm
最高速度:249km/h
0-100km/h加速:5.8秒
燃費:11.7km/L(WLTP複合)
CO2排出量:−
乾燥重量:1680kg
パワートレイン:直列4気筒1984ccターボチャージャー
使用燃料:ガソリン
最高出力:271ps/6000rpm
最大トルク:35.6kg-m/2000-5400rpm
ギアボックス:7速デュアルクラッチ・オートマティック