【映画『アバター』の世界観】メルセデス・ベンツ、コンセプトカー「AVTR」をCESで披露
公開 : 2020.01.15 11:10
ビジョンAVTRの詳細
ビジョンAVTRで、もっとも目を引くのは、エアロダイナミクスのためにボディ後部に取り付けられた、爬虫類の鱗を連想させる33枚の「バイオニック・フラップ」だ。
タイヤには、操縦性を高め、環境への影響を少なくするために、球形のものが採用されている。
前後の車軸を同じ方向または反対方向に駆動できるため、斜め約30度の方向に移動することができる。
この「カニのような動き」は、俊敏性を大きく高める。
現行のメルセデス・ベンツ・モデルよりも、シートが深い位置にあり、新しいホログラムベースのインターフェース・システムが採用されている。
自動運転を前提とし、従来のステアリング・ホイールとコントローラーは組み込まれていない。
インテリアデザインのトップ、ハルトムート・シンクヴィッツによると、ダッシュボードとシートは、波と花にインスピレーションを受けた美しい曲線的なデザインとなっている。
インテリア装飾にはビーガン・ディナミカ・レザー、床には持続可能なカルン材を使用するなど、さまざまな天然素材が採用されている。
また、レアアースや金属を含まないグラフェンベースのリサイクル有機電池を採用した、電気モーターの搭載を想定している。