【新ホットハッチ誕生】トヨタGRヤリス、2020年夏頃発売へ 価格は396万円〜
公開 : 2020.01.10 10:40 更新 : 2021.12.09 23:14
トヨタは「GRヤリス」の、2020年夏頃の販売を目指します。特別仕様車 RZ「First Edition」と特別仕様車、RZ「High-performance・First Edition」を設定。前者の価格が396万円(税込)、後者が456万円(税込)を予定。
トヨタ新型ホットハッチ 2020年夏頃に
トヨタは「GRヤリス」の、2020年夏頃の販売を目指す。
特別仕様車 RZ「First Edition」と特別仕様車、RZ「High-performance・First Edition」を設定。
先行予約の受付を1月10日(金)10:00から6月30日(火)までの約6か月間、Web限定で開始した。
新型車GRヤリスは、WRCに学び、そしてWRCで勝つためTMR(トミ・マキネン・レーシング)とともにいちから開発を行ったという。
トヨタ・ガズー・レーシングは、2017年モナコのラリー・モンテカルロに参戦してから現在まで、WRCを通じて世界の様々な道を知り、人とクルマを鍛える「もっといいクルマづくり」に取り組んできた。
これまでの取り組みで蓄積してきた知見やノウハウを注ぐとともに、トヨタ・ガズー・レーシングWRT(ワールド・ラリー・チーム)に学んだ「WRCで競争力あるクルマづくり」や開発初期からの社外プロドライバーによる評価によって、世界のいかなる道でも思い通りに操れるクルマ、つまり「誰もが安心して思いのままに運転できる」ことを目指したという。
「匠」の技術者が担当へ 価格は396万円〜
生産については、数々のスポーツモデルを造り込んだ元町工場の専用ラインを使用し、「匠」の技能を有する従業員が組み立てることを計画。
先行予約限定モデルとなる、特別仕様車RZ「First Edition」は、RZグレードをベースに、マットブラック塗装を施したラジエターグリル、フロントサイドディフューザー、リアスポイラー及びリアバンパーを特別装備。
さらに、特別仕様車RZ「High-performance・First Edition」においては、RZグレードをベースに、より限界性能を高めた「High-performance」の装備に加え、RZ「First Edition」の特別装備とともにマットブラック塗装のBBS製鍛造アルミホイールも備わる。
今回、Webで事前予約した顧客のみにFirst Editionに関する具体的な商談を行う。
車両本体価格は、特別仕様車RZ「First Edition」が396万円(税込)、RZ「High-performance・First Edition」が456万円(税込)を予定。
新型GRヤリス エンジン等の詳細
新型GRヤリスはTNGAの思想に基づくスポーツ4WDプラットフォームを採用。
WRCの現場からのフィードバックを踏まえ、一から鍛え上げ、バランスの取れた高剛性ボディを実現するとともに、前後のサスペンションジオメトリを最適化。
スポーツ4WDシステム「GR-FOUR」を組み合わせる。また、アッパーボディには、アルミ素材のエンジンフード、トランクリッド及びドアパネルに加え、形状自由度の高いSMC工法で成形されたCFRP素材のルーフパネルを採用。
軽量化を図りながら優れた空力性能を示す強固な3ドアタイプのキャビンとした。
バリエーションの1つとして搭載される1.6L直列3気筒直噴ターボエンジンは、新開発。
TNGAエンジンの高速燃焼コンセプトに加え、軽量な運動部品採用によるエンジンの高回転化、ターボチャージャーなど吸排気系の最適化によって、3気筒エンジンとして世界最高レベルの出力272psとワイドなトルクレンジを追求。
6速マニュアルトランスミッションと組み合わせる。
また、新型エンジンが生み出すパワーは、多板クラッチによる前後駆動力可変システム採用の新開発スポーツ4WDシステム「GR-FOUR」によって余すことなく四輪に伝えられる。
前後駆動力配分の自由度を拡大し、より卓越した走行安定性を実現したそうだ。