F-1 第3戦 中国グランプリ

公開 : 2012.04.16 21:20  更新 : 2017.06.01 00:55

メルセデスのニコ・ロズベルグが中国グランプリを制した。

ポール・ポジションからスタートしたロズベルグは、チーム・メイトのミハエル・シューマッハを伴って、レース序盤、すぐにリードを保った。ログベルグの勝利は、ライバルの2つのアクシデントによって、更に楽なものとなった。

第1は、シューマッハの最初のピットストップで、タイヤのひとつをきちんと固定することができなかったことだ。これによりシューマッハはリタイアせざるを得なくなる。

もうひとつは、ジェンソン・バトンのマクラーレン・チームが、リア・タイアの交換に手間取ったことだ。バトンはこれによりトップの座は遠くなったものの、キミ・ライコネン、セバスチャン・ベッテル、ルイス・ハミルトン、マーク・ウェーバーもピットストップで順位を落とすことになり、結局、バトンは2位のポジションを獲得する。

バトンの後ろでハミルトンは、3位のポジションを獲得した。セバスチャン・ベッテルはチーム・メイトのウェーバーに決定的な遅れを取り5位でフィニッシュすることとなった。

結局、2位以下の激しい闘いが、ロズベルグを助け、彼にF-1での初勝利をもたらしのたのである。それは、メルセデス・チームにとって1955年以来の勝利でもあった。

下位では、ブルーノ・セナとバストール・マルドナドのウイリアムズ勢が7位、8位と嬉しいダブル入賞。フェラーリは振るわずフェルナンド・アロンソが9位というポジションに留まった。

また、予選グリッド3番手からスタートした小林可夢偉はスタート時にマシンが何故かパーフェクトに動かないというトラブルに見まわれただけでなく、タイヤ選択の作戦ミスもあって10位に留まった。

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