【アウディならやっぱりアバント】アウディA6アバント 40 TDI (3) 車両を切替え
公開 : 2020.01.16 10:50
スロットルレスポンスは改善
アウディA6 40 TDIアバントに乗り始めてまだ数日だが、これまでの印象をまとめてみたい。燃費はまだ何ともいえない。サルーンの50 TDIはマイルド・ハイブリッドだったこともあり、ボディサイズや重量の割に良好だった。これまでの結果では、63Lの燃料タンクで平均704kmを走れていた。つまり11.1km/Lくらい。
アバントの2.0Lの4気筒にも同じマイルド・ハイブリッドが搭載されており、高速巡航走行時には賢くエネルギー消費を抑えてくれるが、これからの変化が楽しみだ。
50 TDIで気に入らなかった点の1つは、混雑した交差点などでの、停止状態からの加速。ハッとさせられる場面が何度かあった。通常エンジンに関して「ラグ」と聞くとターボラグを想像すると思うが、50 TDIの3.0L V6の場合は、発進時に生じる。鈍くスタートしたあと、急に加速する傾向に馴染めずにいた。
40 TDIアバントも、スロットルレスポンスは完璧とは呼びにくいが、ずっと良い。高価格帯の上質さを売りにするクルマなら、指摘したくないポイントだと思う。
荷室空間は、サルーンが530Lだったのに対し、アバントは565L。アウディ製ステーションワゴンのイメージ通りの体験が得られるだろうか。アバントの良さを見つけていくことが楽しみだ。
テストデータ
テスト車について
アウディA6アバント 40 TDI スポーツ Sトロニック
新車価格:3万9850ポンド(557万円)
テスト車の価格:4万6935ポンド(657万円)
テストの記録
燃費:−
故障:なし
出費:−
気に入っているトコロ
車内の質感:アウディのウリでもあるインテリアの上質さは、長距離でも快適。50から40へダウングレードしても、変化は最小限。
気に入らないトコロ
5名乗車は難しい:10代の子供は、リアシートの中央部は硬く狭いと不平を漏らしている。両側のチャイルドシートに挟まれているから、仕方ないことではある。