【コンパクト・クロスオーバーの新基準】フォード・プーマ STラインに初試乗
公開 : 2020.01.19 10:20
多くのドライバーが納得できるクロスオーバー
筆者が新しいプーマに試乗する1週間ほど前、2016年モデルのフィエスタを運転する機会があった。型落ちのフィエスタは、完璧ではないにしても、どんな今のクロスオーバーより楽しいクルマだと感じた。このプーマよりも。
フォードには、コンパクトSUVとしてエコスポーツという冴えないモデルもある。2度目のモデルチェンジを経ても、背の低いハッチバックから乗り換えるドライバーのすべてを満足させる仕上がりではない。他メーカーの競合モデルも同様だといえるだろう。
新型フォード・プーマの運転は楽しい。正直、まだ夢中になれるほどではないけれど。だとしても、フォードはこのプーマで、多くのドライバーが納得できる楽しいコンパクト・クロスオーバーを完成させたといえそうだ。
フォード・プーマ 1.0エコブースト 155 STラインXのスペック
価格:2万3645ポンド(335万円)
全長:4207mm
全幅:1805mm
全高:1537mm
最高速度:204km/h
0-100km/h加速:9.0秒
燃費:18.2km/L
CO2排出量:126g/km
乾燥重量:1280kg
パワートレイン:直列3気筒999ccターボチャージャー+電気モーター
使用燃料:ガソリン
最高出力:155ps/6000rpm
最大トルク:19.3kg-m/1900-5500rpm
ギアボックス:6速マニュアル