【4気筒→6気筒が復活】ポルシェ718ケイマンGTS 4.0/718ボクスターGTS 4.0登場 ケイマンGT4と共通
公開 : 2020.01.16 10:48
ポルシェ718ケイマンGTSと718ボクスターGTSに6気筒エンジンが戻ってきました。新型は「GTS 4.0」を名乗ります。英国価格はケイマンGTS 4.0が6万4088ポンド(919万円)、ボクスターGTS 4.0がポンド(946万円)。
718ケイマン/ボクスターGTSに6気筒復活
ポルシェ718ケイマンGTSと718ボクスターGTSに6気筒エンジンが戻ってきた。新型は「GTS 4.0」を名乗る。
AUTOCARの本拠地がある英国ではオーダー受付が始まっている。ケイマンGTS 4.0が6万4088ポンド(919万円)、ボクスターGTS 4.0がポンド(946万円)。日本国内では価格未発表。
「GTS 4.0」というモデル名が示すとおり、エンジンは4.0L水平対向6気筒を搭載(これまでは水平対向4気筒だった)。
4.0L水平対向6気筒エンジンといえば、2019年に発表されたケイマンGT4/ボクスター・スパイダーも同じ。これらにくらべ、GTS 4.0は「日々のドライビングプレジャーに重きを置く」と表現されている。
最高出力、ケイマンGT4/ボクスター・スパイダーが420psを発揮するいっぽうで、GTS 4.0は400psとなる。またその際の回転数も、わずかに低められている(いずれも欧州値)。
ケイマンGTS 4.0ならびにボクスターGTS 4.0の0-100km/h加速タイムは4.5秒。ケイマンGT4/ボクスター・スパイダーに比べると0.1秒遅いだけだ。最高速度は293km/h。GT4は303km/h。
6速マニュアルのみ 低負荷時は2気筒オフ
まずは6速マニュアルのみしか設定されず、のちにPDK(デュアルクラッチAT)が加わるだろう。エンジン負荷が小さいときに2気筒分シャットダウンする可変シリンダーコントロールをそなえ、燃料消費率(WLTP)は9.2km/L、CO2排出量は246g/km。
「アクティブ・サスペンション・マネージメント・システム」は標準で備わる。よって車高は20mm低い。トルク・ベクトリング・システム/LSDや、「スポーツ・クロノ・パッケージ」などが最初からついてくる点はGTSの文法どおり。
外観はダークブラック GTSの文法を踏襲
サテングロスブラックの20インチ軽合金製ホイールと高性能タイヤ(フロント:235/35 ZR 20、リア:265/35 ZR 20)が装着されている。
強化されたブレーキシステムは、クロスドリルドディスクとレッドに塗装されたキャリパーを備える。オプションとして「ポルシェセラミックコンポジットブレーキ(PCCB)」が用意される。
スポイラーリップ、スポーツデザイン・フロント・エプロンのブラックのエアインテーク、フロント・フォグライトレンズ、リアライトレンズ、および再設計されたリア下部バンパーはダークカラーとなる。