ジャガー・クロスオーバーXQは2016年デビューにゴーサイン
公開 : 2013.08.13 11:08 更新 : 2017.06.01 02:15
ジャガーの最も急進的なモデルの2016年生産に向けてゴーサインが出されたようだ。情報筋によれば、この新しいモデルは「ジャガーのイヴォーク」だという。もちろん、レンジローバーというブランドではなくジャガーのブランドで発売され、相当なボリュームの販売が期待されるモデルだ。
BMW X3のライバルと設定されており、エントリー・レベルのRWDモデルでは£31,000(466万円)という値付けがされる。
このクロスオーバーは、2012年3月にAUTOCARによってスクープされているが、それ以降2年の開発年月がたったことになる。おそらくジャガーは、この9月のフランクフルト・モーターショーにコンセプト・モデルを発表すると思われる。
既に内覧した関係者によれば「衝撃的な」デザインであり、いままでのジャガーとは異なったクリーンなスタイルであったとAUTOCARに話している。
インフィニティFXやポルシェ・カイエンもそのライバルとして考えられているが、それらのモデルは新しいジャガー・クロスオーバーよりも大きいという。どちらかと言えば、これからデビューするポルシェ・マカンが直接のライバルとなろう。
ジャガーはこのクロスオーバーで、従来の5ドア・ハッチバックよりも若く裕福な層をターゲットとしているようだ。関係者は次のように語っている。
「いままでのジャガーのリア・シートにチャイルド・シートが付けられることは滅多にない。しかし、この新しいクロスオーバーは、チャイルド・シートを付けるようなマーケットを狙っている。」
新しいクロスオーバーは、XQというネーミングが予想される。そのプラットフォームは。レンジローバーでも使われているPLAプラットフォームの小型バージョンを使用する。PLAは5m以上に対応しているのに対し、小型PLAは4.4mから4.9mの長さに対応するものと思われる。この小型PLAは、2つのエントリー・モデルのジャガーと、次世代のXFのベースともなるとされている。
ジャガーはXQがそのクラスで最軽量であることを望んでいる。エンジンは、ジャガー・ランドローバーの新しい4気筒、ホットファイアが搭載される他、ガソリンおよびディーゼルの4気筒エンジンが数多くラインナップされる。また、V6のガソリンとディーゼルもラインナップされる。
生産はキャッスル・ブラミッチではなく、新しいコンパクト・サルーン同様にソリハルとなる予定だ。ソリハル工場はPLAベースのモデルの生産が行われ、キャッスル・ブラミッチはXJのラインとなったようだ。