ロードテスト ランドローバー・ディスカバリー・スポーツ ★★★★★★★☆☆☆

公開 : 2020.01.18 11:50  更新 : 2020.01.20 06:36

購入と維持

ディスカバリー・スポーツは、前輪駆動モデルであれば3万1575ポンド(約442万円)からという価格設定だが、多くのユーザーは4WDモデルを選ぶだろう。

となれば、もっとも安い仕様は3万6425ポンド(約510万円)、そして上は4万9675ポンド(約695万円)。テストした180psディーゼルのSEグレードの本体価格は4万3175ポンド(約604万円)だ。

ランドローバーの残価予想は、ライバルに匹敵するもの。しかし、アドバンテージはわずかだ。
ランドローバーの残価予想は、ライバルに匹敵するもの。しかし、アドバンテージはわずかだ。

こうした金額は、標準装備が充実し、しかもほとんどのライバル車に勝る走破性を備えた上級7座SUVとしてはリーズナブルに思える。BMW X3で同等の仕様となるxドライブ 20d Mスポーツは4万4015ポンドとわずかに高い。この価格差は、セールス面で最初のセールスポイントとなりうる。

しかしながら、ランニングコスト面には不利もある。CO2排出量は155g/kmで、WLTPモードの混合燃費は13.1~14.0km/L。これはX3の133g/km・14.9~15.9km/Lに劣る。テストで計測した平均燃費も、X3の13.1km/Lに対し11.0km/Lと無視できない差をつけられている。

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