【新型モデルの登場はいつ?】英国版2020年新車カレンダー 今年も豊作に期待 7月~9月
公開 : 2020.01.26 06:50
8月
アルピナB8
8シリーズからはこれまでに3つのボディスタイルが登場していることを考えれば、伝統あるパフォーマンスブランドであるアルピナが、それぞれのトップモデルをベースに、独自モデルを登場させるのも当然だろう。
すでに4ドアのグランクーペの姿が目撃されているが、クーペとコンバーチブルの登場も予想されており、609psを発揮する4.4L V8を積んで、ポルシェ・パナメーラのライバルとなるだろう。
BMW X5 M
英国にはもっとも過激なコンペティションのみが導入される予定のX5 Mでは、625psを発揮する4.4L V8エンジンに、M5とよく似たリア重視の四輪駆動システムが組み合わされることになる。
この最強のMモデルは、その約2.5tにも達する車重にもかかわらず、静止状態からわずか3.8秒で100km/hまで加速する。
スタンダードなX5からは大幅にシャシーも強化されているが、その価格は11万610ポンド(1586万円)に達している。
ジャガーXF
モデルライフ中盤を迎えたXEに対する最近のリフレッシュと同程度の変化が予想されている。
ジャガーがドイツ御三家からの新たな攻勢に対抗すべく、キャビンのアップグレードとさらなるハイテクの投入、エクステリアデザインの変更、さらにはより燃費性能に優れたエンジンの導入などが行われる予定だ。
XFにもIペイスと同じセンタコンソール・セットアップが導入されるだろう。
ジープ・レネゲードPHEV
ジープ初のプラグインハイブリッドモデルでは、1.3Lガソリンエンジンに電気モーターを組み合わせ、50kmのEV航続距離を確保している。
ジープでは、このハイブリッドSUVが「売れ筋」になると予想しており、プジョー3008やルノー・キャプチャーといった先行するPHEVのライバルたちに対抗すべく、野心的な価格設定を行うことになるだろう。
ロータス・エヴァイヤ
「史上最もパワフルな量産モデル」と言われる完全電動モデルのエヴァイヤは、新たにジーリー・ホールディング傘下となったロータスからの力強い声明でもある。
このノーフォークに拠点を置くメーカーからこれまで登場したいかなるモデルとも異なるが、ロータスでは、驚異的な加速能力と320km/h以上の最高速を確保しつつも、ロータス流のハンドリングを備えたモデルになるとしている。
メルセデスAMG GTブラックシリーズ
量産モデルとしてはAMG最速となるこのクルマは、2021年に四輪駆動の電動パワートレインへとスイッチする前に登場する最後のフラッグシップGTでもある。
ブラックシリーズは限定モデルのGT Rプロとほぼ同じ車重でありながら、4.0L V8ツインターボからの出力はさらなるパワーアップにより710ps近くに達しており、オールラウンドなドライビング性能を確保すべく、ボディとシャシーにも手が入れられている。
トヨタ・カローラ・トレック
トヨタが誇るファミリーハッチバックに、車高を上げタフなスタイルを備えたSUV風のトレックが加わることになる。
ワゴンボディだけで登場するこのモデルは、他のカローラシリーズ同様、ハイブリッドパワートレイン専用だ。
スタンダードモデルに対して、2000ポンド(29万円)の上昇が見込まれるその価格は、ライバルのフォード・フォーカス・アクティブと真っ向勝負となる。
フォルクスワーゲン・トゥアレグR
急速にそのラインナップを増やしつつあるフォルクスワーゲンのパフォーマンスライン、Rシリーズの最新作は初のプラグインハイブリッドモデルとなる。
現行トゥアレグが積むV6のプラグインハイブリッド版となるのか、中国市場専用の2.0Lプラグインハイブリッドがそのまま搭載されるのか、現時点では明らかではないが、いずれにせよそのパワーは406psを越えるものとなるだろう。