【新型モデルの登場はいつ?】英国版2020年新車カレンダー 今年も豊作に期待 7月~9月
公開 : 2020.01.26 06:50
ジャガーEペイス
2018年に登場したばかりのジャガー最小のSUVにもリフレッシュが予定されている。
安全性とドライバーアシストの拡充が主な変更点だが、このBMW X2のライバルには数々のエンジンがラインナップされるとともに、新型XEとFタイプに準じたよりシャープなスタイリングが与えられることになる。
それでも、Eペイスのインテリアレイアウトとテクノロジーは依然として新鮮さを感じさせ、キャビンにおける変化はそれほど大きなものにはならないだろう。
マセラティ・ギブリ
2020年はマセラティにとって重要な年となるだろう。おそらくはここ10年でもっと重要な年といっても良いかも知れない。
完全新設計のスポーツカーに加え、このイタリア製メーカーの数多くのモデルには、ブランド存続のため必要となる販売台数を達成すべく、全面的な見直しが行われることになる。
マセラティにおけるBMW 5シリーズのライバルであるギブリには、ブランド初のハイブリッドパワートレインが与えられるとともに、レベル2の自動運転技術が搭載され、エクステリアとインテリアデザインにもリフレッシュが行われる。
マセラティ・レヴァンテ
ギブリとともにレヴァンテにも全面的な見直しが予定されている。
このプレミアムSUVは思ったほどの販売実績を上げることが出来ておらず、完全に期待外れの状態だ。
モデルライフ中盤でのリフレッシュによって、特にテクノロジー面でクラス標準への引き上げを図ることになる。
マセラティ・クワトロポルテ
フェイスリフトを受けたレヴァンテの方が売れ筋となるだろうが、このマセラティのフラッグシップサルーンにも、ライバルたちに対抗すべくエクステリアデザインの変更とインテリアの改良が行われる。
さらに、クワトロポルテにもハイブリッドパワートレインの導入が予想されている。
三菱アウトランダー
三菱はアウトランダーによって、プラグインハイブリッドSUV市場を創り出した1社という地位を確保することに成功している。
だが、このクルマからはすでにフレッシュさが失われているからこそ、今年スパイショットで見られたような、徹底的なデザインの見直しが予定されているのだ。
エクステリアのデザイン変更やキャビンの改良に加え、燃費性能とEV航続可能距離の向上を狙った、プラグインハイブリッドシステムの大幅なアップグレードも行われるだろう。
メルセデスEクラス(フェイスリフト)
2020年、EクラスにはAクラスや最近登場したばかりのCLSといったメルセデスの最新モデルとの関連性を示すべく、エクステリアデザインの見直しが予定されている。
サルーン、クーペ、エステート、さらにはカブリオレのすべてのモデルに対して、このデザイン変更が行われ、インテリアのアップグレードでは最新のMBUXインフォテインメントが導入されることになるだろう。
音声コントロールやタッチパッド式ステアリングスイッチ、さらには改良版インターフェースの導入が見込まれている。
エンジンラインナップに大きな変化はなさそうだが、燃費改善のためさらに多くのモデルにメルセデス製マイルドハイブリッドシステム、EQブーストが採用されることになるだろう。
さらに、プラグインハイブリッドのE350e復活とともに、複数のAMGモデルの登場が予想されている。
メルセデスSクラス
7代目となるメルセデスのフラッグシップサルーンは、高級サルーン市場の基準をさらに引き上げることになるだろう。
さらに、他のモデルレンジに先んじて新たなテクノロジーやシステムも導入されることになるはずだ。
ロングホイールベースのみでの販売が予想されており(ショーファードリブンを好む向きには良いニュースだろう)、新型Sクラスには完全新設計のプラットフォームが採用されるとともに、スパイショットからはメルセデス史上最大となるタッチスクリーンの登載が見込まれている。
パワートレインではガソリンとディーゼルに加え、マイルドハイブリッドとプラグインハイブリッドがラインナップされ、2022年に完全EVモデルのEQSが登場するまでは、世界最高のオールラウンド性能を誇るラグジュアリーEVとなるだろう。
ポルシェ718 GT4 RS
ポルシェのスポーツカー部門トップが開発中であることを示唆した翌日、早速その姿が確認された718 GT4 RSは、高い評価を受けるGT4をさらに過激にしたモデルだ。
パワートレインに対するモディファイの内容は明らかにされていないが、そのボディワークからは、このクルマが驚異的なサーキットでのポテンシャルを備えていることが見て取れる。
ポルシェからGT4 RSを名乗るモデルが登場したことはなく、かつては価格とパフォーマンスの面で911のGTシリーズに近づき過ぎると言われていたが、GT4が積む新4.0Lフラットシックスの開発コストを回収するには、より多くのモデルに搭載する必要があるのだろう。